LANルーター以外にも活躍する機能の数々
AirMacシリーズは、無線LANルーターやTime Machineのバックアップディスク以外にも便利な機能が備わっている。
ファイル共有は、Time CapsuleとExtremeで利用できる。いずれも1台のハードディスクでTime Machineのバックアップとファイル共有の2つの機能が同時に使える。
ファイル共有(Time Capsule/Extreme)
ネットワーク上で共有するディスクはパスワードによってアクセスを制限できるが、ユーザーごとにアクセス権を設定することはできない。複数のユーザーがディスクスペースを共有するものと考えるべきだ。外部からのアクセスの心配がない場合は、ゲストに対して「読み出し/書き込み」を許可して、自由に使えるように設定すると便利だろう。
プリンター共有は、3機種とも利用可能な機能だ。プリンターをUSBポートに接続するだけで、Macにプリンターを直接接続する場合と同じように使える。接続をワイヤレスにする以外の機能はないので、プリンタードライバーは、接続したプリンターに適合したものをすべてのMacにインストールする必要がある。
プリンター共有(Time Capsule/Extreme/Express)
iTunesにリモートスピーカー機能を提供するAirTunesは、Expressだけの機能だ。MacのiTunesはバージョン4.6以上に対応。もともとスピーカーの音が聞こえる程度の範囲で使うことを想定しているため、セキュリティー面の心配はないが、必要ならパスワードでアクセスを制限することも可能だ。
AirTunes(Express)
ファイルとプリンターの共有機能は、Windowsマシンからも利用可能だ。AirMacユーティリティのWindows版も付属しているので、Macが1台もない環境でも利用できる。無線LAN接続だけなら特にOSを選ばないが、ファイルとプリンター共有の設定に関しては、Windows XP SP2/Vistaが必要だ。
Windows版ファイル共有
Windows版プリンター共有
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