ノート向け Celeronのラインアップ
かつてはノート向けCPUでも主流であったCeleronは、現在ではバリエーション、搭載する製品ともに大きく減少している。ややこしいのは名前で、「Celeron」と「Celeron M」の2種類が存在する。現在は64bit拡張命令(Intel 64)にも対応する「Celeron」へと移行しているが、Celeron Mを搭載する製品もまれに販売されている(下記表では割愛した)。
ベースとなっているアーキテクチャーはCoreマイクロ・アーキテクチャーであるが、CPUコア数はひとつで、CPUの消費電力を減らすのに効果の高い「拡張版Intel SpeedStepテクノロジー」にも対応しない。そのため、同等のクロック周波数とバッテリーを搭載するCore 2 Duo搭載ノートと比較した場合、バッテリー駆動時間は短い。
現在でも見かけるノート向けCeleronは以下のとおり。超低電圧版の「Celeron M 523」も用意されている。
Celeron/超低電圧版Celeron M | |||||
---|---|---|---|---|---|
プロセッサー・ナンバー | クロック | FSB | 2次キャッシュ | TDP | プロセス |
560 | 2.13GHz | 533MHz | 1MB | 27~31W | 65nm |
550 | 2GHz | ||||
540 | 1.86GHz | ||||
530 | 1.73GHz | ||||
M 523 | 933MHz | 5W |