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[非公認] Googleの入社試験、の著者に聞く

グーグルの入社試験に挑戦だ!

2008年08月08日 09時00分更新

文● 西川仁朗/トレンド編集部

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 突然ですが、クイズです。

【問題】あなたの身長は10円玉の大きさに縮められて、ミキサーの中に入れられました。もとの密度を保ったまま、あなたの質量は小さくなります。ミキサーの刃はあと60秒で動き出します。さて、どうする?

 何がなにやらさっぱりと思った人も多いだろう。実はこれ、米グーグルの入社試験に実際に出た問題なのである。「DODA転職人気企業ランキング2008」によると、ソニーや松下電器産業を抑え、「転職したい企業」の第2位に選ばれるほど日本の技術者から熱い注目を集めるグーグル。そんな同社の入社試験の問題集、「[非公認] Googleの入社試験」(徳間書店)が発売された。「たけしのコマ大数学科」の番組特別顧問として知られる、著者の竹内 薫氏に聞いた。

謎の数式で人材募集を行なうグーグル

[非公認] Googleの入社試験

著者:竹内 薫
出版社:徳間書店
価格:1000円(税込)
ISBN-13:978-4198625610

 「{first 10-digit prime found in consecutive digits of e}.com」と書かれて、分かる人はかなりのグーグル通だ。実はこれ、シリコンバレーのハイウェイの看板に、同社が採用広告を出したときのもの。「eの連続した桁で見つかる最初の10桁の素数.com」と訳すそうだが、理系の素養がない著者には何がなんやらさっぱりだ。

 この難問の解答にたどり着くと、やっとグーグルの採用試験に応募できる。この時点で、すでに一定の頭脳レベル以外の応募者は門前払いだ。こういったグーグルが実際に出題した問題を集めて、1冊の本として生まれたのが「[非公認] Googleの入社試験」(徳間書店)である。グーグルが雑誌で出題した問題と、「こんな入社試験だった」と受験者によって書かれたブログなどの問題を基に構成されている。本書はレベル別に4段階に分けられており、37の問題が収録。それらの難問・奇問を「グーグル系プログラマー」「数学科出身塾講師」「文系スポーツインストラクター」といったバラエティに富んだ登場人物が解答していく。

 例えば、本書には下記のような問題が登場する。

Q 1台のスクールバスにゴルフボールは一体何個入るか?

Q 正20面体の各面を3色のいずれかで塗っていくとき、何通りの塗り方が存在する?

Q コンピューターのスタックがメモリを食うかどうやって調べる?

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