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サイバーショット DSC-T700、DSC-T77

光学手ぶれ補正でも薄い、新サイバーショット DSC-T700

2008年08月07日 20時40分更新

文● 行正和義

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スマイルシャッターの使い勝手を改善

 撮影機能に関しては両機種ともに共通だ。ワイド液晶ディスプレーを活かして、画面左右に表示されるアイコン列。タッチした被写体にオートフォーカスする「タッチフォーカス」機能。さらに、大人と子供を区別できる顔検出や、笑顔撮影機能「スマイルシャッター」。擬似的にダイナミックレンジを広げて黒つぶれや白とびを抑える「Dレンジオプティマイザー」など、最近のタッチパネル式サイバーショットの機能は軒並み継承している。

スマイルシャッター時の画面 スマイルシャッター時の画面。画面左に「スマイルインジケータ」が表示される。従来機では、メニューを操作してスマイルシャッターを終了しないと、通常の撮影はできなかったが、本機では単にシャッターを切るだけで、随時撮影が可能となった

 機能強化された要素として、スマイルシャッターの使い勝手改善が挙げられる。例えば従来は、スマイルシャッター状態では、そのモードを中断しない限り、通常の撮影ができなかった。今回の新製品では、そのままシャッターボタンを押せば通常撮影ができる。光学ズームも利用可能だ。笑顔とは関係ないシャッターチャンスが来る可能性を考えれば妥当な変更だろう。

 スマイルシャッターのオン/オフも、画面上の笑顔アイコンをタッチするだけで切り替えられる。従来のスマイルシャッターは6枚まで連続撮影できたが、今回からは中断しない限り、枚数無制限に撮影できるようになった。

 自動シーン認識は従来の4パターンに加えて、3パターンが加わった。

従来からある自動シーン認識
逆光、逆光+人物、夜景+人物、三脚夜景
追加された自動シーン認識
人物、風景、マクロ

 追加されたパターンは、一見、不思議に思えるほど基本的なシーンだ。これは、従来は「失敗しやすいシーン」をきれいに撮ることを重視して、自動認識が用意されていたのに対して、新たに「使用頻度の高いシーン」をよりきれいに撮れるよう追加したとのことだ。すでに搭載されている顔検出やオートマクロをシーンとして取り入れたのは面白い。


大容量メモリー内蔵で、フォトビューワー機能を重視するT700

T700の画像再生モード
T700の画像再生モード。92万ドットの高精細液晶ディスプレーにより、ブラウジングは快適。12画面マルチ表示でも、何を撮ったのか判別できる

 T700の大きな特徴が、4GBもの内蔵メモリーを搭載することにある。大容量の内蔵メモリーのおかげで、別売りのメモリースティックDuoを使わなくても十分な撮影できる。

 しかも、日付別やイベント別(パソコン側で名前をつけてのフォルダ分け)の管理機能や、顔検出機能を活かした「人の顔」「赤ちゃんの顔」といった写真検索機能も用意されている。単にメモリーカードの代替ではなく、大量の画像をカメラ内に保存したまま持ち歩く、フォトビューワー的な使い方を強く打ち出しているのがポイントだ。

画像再生モードのグループ化選択 画像再生モードのグループ化選択。カレンダー別やフォルダ分けだけでなく、イベントごとに画像をグループ化して整理できる

 付属アプリケーションの「Picture Motion Browser Ver.3.2.」には、オリジナル画像をパソコン側に保存しながら、その画像をVGAサイズ(640×480)にリサイズしてカメラに書き戻すという機能が追加された。VGAサイズ程度ならばメモリー容量を食わない(10Mピクセルの画像なら約3%程度に圧縮)。撮った画像を大量に貯め込んで、いつでも人に見せることができるので、撮るだけではないカメラの使い方として面白い。

 液晶ディスプレーが高精細・高画質化されたことも、フォトビューワー的な使い方をする際に、写真の見栄えを格段に良くするのに役立っている。

 フォトビューワー機能自体はT700が初めてではなく、「DSC-G1」(関連記事4)に搭載された機能を発展させたものだ。G1の頃は、顔検出機能がカメラ側になく、パソコンに転送してパソコン側で顔検出を行ない、情報を書き込んだ画像アルバムを書き戻していた。カメラ自体の顔認識機能で完結するようになったので、実用性はさらに向上したと言える。

顔検出エンジンを応用したブラウズ機能 顔検出エンジンを応用し、人の顔、子供の顔、笑顔が写っている画像のみといった検索も行なえる

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