このページの本文へ

サイバーショット DSC-T700、DSC-T77

光学手ぶれ補正でも薄い、新サイバーショット DSC-T700

2008年08月07日 20時40分更新

文● 行正和義

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

撮影時のホールド感や操作に、やや難あり

 実際に評価機を手にしてみると、やはりその薄さには驚かされる。T700は、液晶サイズや操作部のサイズはT300と変わらないのだが、厚みのなさゆえに、液晶フォトビューワーかなにかを持っている気分になるほどだ。

 ただし、フラット感を強調したレンズカバーと前面はすっきりしているものの、カバーを下にスライドさせる際に指をかけにくい。T300やT200にはあった、レンズカバー右端(正面から見ると左端)のカメラをホールドする際の指がかりもなくなった。

T700の上面

T700の上面。レンズカバーは面一の1枚板状。指がかりは特にない

T300の上面写真。右端に指がかりがある

旧機種であるT300の上面。レンズカバーの右端に、サイバーショットロゴの入った厚みのあるパーツがあり、ここが指がかりとして機能していた

 またT300やT200では、本体右端にストラップ取りつけ金具があり、カメラを持ったときに親指をあてがう部分として機能していた。それがT700では小さな突起だけになり、グリップとしての機能はなくなった。これはかなり残念だ。

T700の側面

T700の側面。シルバーの前部とブラックの後部のツートーンデザインとなっている。後部は背面の液晶に向かって斜めにカットされ、薄い印象を高めている。指がかりになるものが少なく、しっかりホールドしにくいのは否めない

 T700よりもひとまわり小さいT77となると、その薄さはデジタルカメラとしては新鮮な印象を感じるほどだ。T700と同様に、前面には指がかりがない。ホールド感という点ではいささか心もとないが、右側面には大きめのストラップ取り付け金具を備えることで、T700よりは若干持ちやすい。その代わりではないが、本体右肩部分に比較的大きなズームレバーがあるT700に比べて、T77は本体上面に小さなズームレバーがあるだけなので、こちらはやや使いづらい。

T77の上面

T77の上面。ズームレバーは非常に小さく、やや使いづらい。レンズカバー部分は丸みを帯びた両側面に回り込み、薄くても強度が保つ工夫がなされている

T77の側面

背面に向かって傾斜することで薄さを強調する面構成なのはT700と同様だ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン