日本通信の「b-mobile3G」(関連記事)はNTTドコモとの相互接続協定に基づいて提供するサービスだ。
同社では今後、海外製のスマートフォンなどを続々提供していく、もしくは海外の携帯電話メーカーに回線を提供する予定で、これらがドコモの回線で利用できるようになる。
具体的に検討段階にあるのは、グーグルの携帯電話プラットフォーム「Android」(アンドロイド)やインテルが提唱する「MID」(Mobile Internet Device)などの端末。特にAndroidについては「世界で初めてコマーシャル(商業的)に紹介できる」と力を注いでる。
そのほか、日本市場に興味を持つ海外携帯電話機メーカーに対して、ドコモのネットワークをオープンに提供していくという。
ちなみに音声回線は提供する予定はなく、スマートフォンの音声通話に関してはIP電話機能などを利用することになる。
うまくいけば、海外の携帯電話メーカーが日本で製品を販売しやすくなる。日本未参入のメーカーはもちろんだが、NokiaやHTCといった日本参入済みのメーカーも最新機種を迅速に投入できる環境が整えば、スマートフォン市場が活性化するかもしれない。