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Centrino 2世代ではもはやジョーシキ? SSDノートの選び方

2008年08月11日 09時00分更新

文● 細谷滝音

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軽量・極薄モバイルノート

 SSDノートの現在主流と言えるのが、「プレミアムモバイル」のカテゴリーだろう。各メーカーの技術の粋を尽くした設計により、B5ノートと同じ画面サイズ(12~13インチワイド程度)を維持しながら極薄・軽量を実現したパソコンが多くのメーカーからリリースされている。

「ThinkPad X300」と「dynabook SS」

「dynabook SS RX1」(左)と「ThinkPad X300」(右)

ソニーの「type Z」

Centrino 2マシンながら最薄部24.5mm、重量1.35kgを実現したソニーの「type Z」

 もちろんSSDの採用も軽量化に寄与している。今年1月に発表されたアップルの「MacBook Air」や、レノボ「ThinkPad X300」あたりが目を引くが、東芝「dynabook SS RX1」、ソニー「type Z」など国内メーカーも、直販のCTOなどで、力を入れている。

 光ドライブの非搭載など、軽さのために一部仕様が制限されることもあるが、基本的には可能な限り性能を優先させているのが特徴。

 モバイルノートはサイズが小さい分だけ、どうしても華奢に見えることがある。そこで堅牢さをウリにしたモデルも最近増えてきた。例えば富士通の「LOOX R」やソニー「type G」、パナソニック「Let's note Premium Edition(R7)」などだ。

富士通の「LOOX R」

携帯性と実用性の絶妙なバランスを実現した富士通の「LOOX R」。モバイラーからの評価は高い

ソニー「type G」

ソニー「type G」は構成によっては1kgを切る軽さを実現できる

パナソニック「Let's note Premium Edition(R7)」

パナソニック「Let's note Premium Edition」は、Let's note R7をベースにSSDを搭載した特別モデル

 耐水性や落下時の耐衝撃性など、各メーカーがさまざまな工夫を凝らしている。もちろん、SSDの採用も堅牢性に一役買っている。SSDの堅牢性に注目する人は、この分野の製品は見逃せないはずだ。


「Centrino 2」マシンはSSDがジョーシキ?


 Centrino 2は、大好評を博したインテルのモバイルパソコン用ブランド「Centrino」の後継となるもの。インテルの特定のCPU(Core 2 Extreme X9100など)、チップセット(Intel GM45 Expressなど)、無線LANモジュール(Intel WiFi Link 5000シリーズ)で構成されたパソコンにCentrino 2ロゴを付与できる。

レノボのCentrino 2マシン「ThinkPad X400」

レノボのCentrino 2マシン「ThinkPad X400」。SSD搭載機も用意されるとアナウンスされているが、現在のところまだ登場していない

 Centrinoから変わった点は、パフォーマンスの向上、バッテリ持続時間の向上、対応無線LANの拡張など。無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n(ドラフト2.0)に対応し、WiMAX対応版も予定されている。

 そのCentrino 2で秋以降、SSDがサポートされるかもしれない、と一部で報道されている。そうなると、基本的にすべてのCentrino 2マシンがSSDを採用することになるかもしれない。

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