知っておきたいSSD搭載ノートの製品分布
SSDはモバイルパソコンに搭載されているのがほとんどだ。しかし一口にモバイルノートといっても最近は細分化されており、それぞれに特徴がある。以下、その特徴を見ていこう。
超小型タブレットパソコン
UMPCなどとも呼ばれる、小型タブレットPC。キーボードのほかにタッチパネルディスプレーをサポートし、PDAのように立って使える機種もある。一方で、OSにはWindows XPやWindows Vistaなどを採用。比較的スペックも高いことから、普通のパソコンと同じアプリケーションが利用できる。
国内では、富士通の「LOOX U」やソニー「type U」などが先鞭を付けた。
ウルトラモバイルPC(UMPC)という言われ方もするが、UMPCはマイクロソフトが提唱する小型モバイルパソコン(開発コードネームは「Origami」)で、厳密に言えばタブレット対応のOSおよびマイクロソフト製ソフトウェアが導入されているものを指す。SSDモデルではないが、国内で販売されている代表的なUMPCが台湾HTCの「HTC Shift」である。
NetBook
インテルが提唱するNetBookは、メールやウェブブラウズなど、基本的なネット利用に特化した低価格パソコン。小ささと携帯性を重視したUMPCに対して、NetBookはとにかく安価なのが特徴だ(国内では5万円前後が主流)。
このカテゴリーで、SSDを採用する機種として代表的なのは、ASUSの「EeePC」。低価格パソコンに高価なSSDを搭載するというのは、ある意味矛盾することなので、採用例は少ない。EeePCの場合も、4GB、8GBと容量的には極端に少ないものが採用されている。