
昨今、クレジットカードやバーチャルマネーカードで財布がすぐに「メタボ化」してしまう時代。しかし、暑くなって着るものが薄くなるにつれて、財布もどんどん小さくなってゆく……
財布に多くの完璧な機能を求める人もいる。そうした場合、いくつか販売店を巡って「理想の財布」を探すか、オーダーメイドで自分専用を作ってしまうことになる。
筆者は普段使いに折りたたみ式のごくオーソドックスな長札入れを使用しているが、ジャケットを着たくない夏の季節はその長財布の収納場所に困ることが多い。カバンに収納するのも解決方法のひとつだが、安全を考えるとそれも考えモノだ。
そもそもキャッシュレス社会の先導をしたクレジットカードの普及と、バーチャルマネーの申し子であるポイントカードの蔓延が、財布を財布ではない別のモノに変化させている。
今や100万円のキャッシュとカードが40枚近く収納できる金満財布も出現し、財布は巨大化の道を歩みつつあるように見える。クラッチバックのような大きな財布を持つか、極端なスリム化戦略をとるか、財布の選択にもそんな決断が必要な時代だ。
筆者は、あえてポイントカードによって買い物の自由度を阻害されることをマイナス要素と捉えることにして、夏の季節は、クレジットカードを1枚、ポイントカードを1枚、SUICA対応カードを1枚、それに紙幣を数枚お供にすることとした。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである。

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