ネットワークだけではなく、iPodを使用して楽曲を転送
【SPEC】 開発元●米アサータントテクノロジーズ社 販売元●(株)フロントライン 価格●4410円(パッケージ版)、3360円(ダウンロード版) http://www.fli.co.jp/ 対応システム●OS X 10.5以上 対応機種●Power PC G4以上、またはインテルCPUを搭載したMac |
【COMMENT】
転送機能自体はよくできている。価格もさほど高くないので、MacとWindowsの両環境で楽曲を管理しているユーザーにお勧めだ。
(株)フロントラインの「TuneRanger」は、iPodとiTunes、またはLAN内のiTunes同士でデータを同期できるソフト。iTunesとiPod内の重複した曲を検索して削除できる「重複した曲を削除」などのユーティリティー機能も搭載している。また、MacとWindowsのハイブリッド製品で、1ライセンスにつき最大5台のマシンにインストール可能だ。
TuneRangerは、プレイリストやライブラリなどのデータをさまざまな方法で相互にやり取りできる。LAN内のほかのTuneRangerを自動で認識するので、ネットワーク関係の知識が乏しい人でも簡単に操作可能だ。IPアドレスでの直接指定にも対応している。
WindowsのiTunesとの接続も基本的にMacとまったく変わらず、同じLANに接続していれば同期可能。Macと比べてメニューの位置など多少インターフェースが違う程度だ。プラットフォームに関係なく、ライブラリのデータをやり取りできるので使い勝手がいい。
そして、iTunesだけでなく、iPodとの双方向同期も可能。特筆すべきは、iPodからiTunesへのデータ転送だ。iTunesには搭載されていない機能だが、実に簡単にiPodのライブラリをiTunesに復元してくれる。筆者のiPodの中には、iTunesから誤って削除してしまいiPodの中にしかないファイルがいくつかあるのだが、試しに実行したところ何の問題もなく復元できた。こうしたバックアップ的な使い方も可能だ。
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