このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

マルチメディアオーサリングソフト

レビュー:Adobe Director 11 日本語版

2008年08月13日 18時00分更新

文● 大重美幸

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

アニメーションを彩るビットマップフィルター


 今回最も目に付いた新機能は、ビットマップフィルターの搭載。これは元画像を修整することなくスプライトごとにカラー調整や、ぼかしといった効果を付けるものだ。用意するフィルターは、変位マップ/カラー調整/影付き/ぼかしなど9種類。

Adobe Director 11 日本語版

ビットマップフィルターは、イラストなどにグレースケール(右上)/影付き(左下)/ぼかし(右下)といった処理を簡単にかけられる

 フィルターは「プロパティインスペクタ」で簡単に適用でき、複数を組み合わせることも可能だ。スクリプトを組むことで、アニメーションの再生中に各種フィルターの追加や削除、設定値の変更ができ、フィルター効果を使ったダイナミックな演出が可能。アニメーション効果としての利用価値が高い。


【Conclusion】
○  ビットマップフィルター搭載で演出の自由度が高まった。ユニバーサルバイナリーになり、インテルMacに対応。CS3製品を外部エディターに指定できる。

×  Leopardが保証対象外のうえ、ActionScript 3.0に未対応。スクリプトエディターの文字表示がアンチエイリアス非対応で読みづらい。ヘルプが使いにくい。

(MacPeople 2008年9月号より転載)


前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

ASCII.jp RSS2.0 配信中