コントロールポイントの有効性を検証
選択コントロールポイントは、適性露出の部分に影響を与えず露出不足やフラッシュの光量不足を調整する「D-ライティング」との併用も可能だ。
これはもともと全体に適用しても、不適正な部分にのみ作用するように設計された機能だが、夜景などの微妙な明暗を表現する写真全体に対して使う場合は、意図しない補正が発生する。
また、夜景の中から明るくしたい部分をマスクで指定するにしても、非常に手間がかかる。範囲を狭く、補正のかかり具合を弱く設定したコントロールポイントで「D-ライティング」を複数配置していけば、夜景などの明暗の表現が微妙な構図でも効果的に使用できる。
【Conclusion】
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コントロールポイントを使用した画像補正は特殊な操作で慣れるまでに時間がかかるが、ほかの現像ソフトでは実現できない簡便さがある。
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エディットリストで画質調整の工程をさかのぼると、それ以降に施されている各種画質調整がプレビューとして反映されない。
(MacPeople 2008年9月号より転載)
