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ケータイ機能一本釣り 第9回

Woooケータイは理想の“じぶんシアター”なのか?

2008年08月01日 18時18分更新

文● ヤシマノブユキ 

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ケータイで映画を観るってどういうこと?


 LISMO Videoとは、auケータイまたはパソコンで高画質なビデオを視聴できる新サービスのこと。ハリウッド映画や海外ドラマをはじめアニメ、グラビアなど2000本もの作品が揃う、オンライン上のレンタルビデオショップだ。

 基本的には有料で、ビデオには再生期限が設けられている。315円~420円で24時間~72時間再生できるという作品が多い。ミュージックビデオや子供向け作品の中には無料のものが多く、お金をかけなくてもそれなりに楽しめるようになっている。

 利用にはパソコン用ソフト「LISMO Port」が必要になる。

パソコンで「LISMO Port」を起動し、左の「ダウンロード・取り込み」から「LISMO Video Store」にアクセスする

ビデオをケータイで視聴するには、いったんパソコンでダウンロードし、ケータイに転送してから「LISMO Player」で再生する。ケータイで直接ダウンロードすることは現時点ではできない

 対応する映像コーデックはMPEG-4 AVC/H.264、音声コーデックは着うたフルと同じHE-AAC。映像ビットレートは384kbps程度だが、フレームレートは地上アナログ放送と同程度の毎秒30コマで、ケータイの画面で視聴するには十分な画質と言える。

 実際、W62Hで視聴する映像はとても美しい。有機EL特有の「赤がドギツくなる傾向」も見られない。当初「小さすぎて読めないのでは?」と懸念していた吹き替え用字幕でさえ、文字がつぶれたりにじんだりすることなくきちんと読み取れる。屋外での視認性も良好。要するに無意識のうちにストーリーに集中できるほど映像の品質は高いのだ。

画面サイズは2.8インチとまずまずの大きさだが、画面をいくつにも分割する手法を多用する「24」のような作品でも普通のテレビを観る感覚で視聴できる

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