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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第63回

夏休みは猫を求めて小旅行

2008年07月30日 22時03分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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塀の上のきれいな猫

栃木県足利市で見つけた塀の上のきれいな猫。うまいこと日陰で休んでました (2008年7月撮影 ニコン「D300」)

 先日、カメラ仲間たちと栃木県足利市へ撮影散歩に行ってきたのである。猫撮影が目的だったわけじゃないが、猫がいたらもちろん撮る。でもなかなかいない。

 やはり初めての土地へ行くときは、その土地の名所を中心に回ることになる。いきなり裏道へ入ったりはしないのだ。で、普通そういう人通りが多くて賑やかなところに猫はいないのである。猫はくつろぎたがるから、腹が減ってるとか、よほど人なつこい猫でない限り、邪魔されない場所に引っ込んでいる。暑い夏の昼間と来たらなおさらだ。

 で、足利学校周辺を散策し、「猫がいないねえ」と言いつつ駅への帰路につき、人も車も少ないのにやたら幅が広い大通りに差し掛かると「この道、来るときも歩いたから違う道にしよう」と主催者が言う。そして、人気が少ない住宅地の道に入り、右へ曲がると、先頭を歩いていた主催者がさっとしゃがんでカメラを構える。

 それを見て「猫だ」と直感したわたしも、慌ててしゃがみつつカメラを構えると、道路をトコトコと歩いてくる猫が1匹。

 もちろんとっさに撮りましたわさ。でもいきなり現れたカメラ軍団にびっくりした猫は、そのまま狭い路地へ入ってしまいました。驚かせてすまん。

きれいな毛並みの猫

同じく足利市で見つけたきれいな毛並みの猫。人もクルマも少ない何もない通りなので悠々と歩いておりました(2008年7月撮影 ニコン「D300」)

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