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松村太郎の「ケータイが語る、ミクロな魅力」 第32回

ジョギングという行為に生きる「Sportio」

2008年07月24日 11時00分更新

文● 松村太郎/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

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ライフスタイルでケータイを選べる


 今となってはケータイは「全部入り」であることが絶対の価値ではなく、どうケータイを消費するか、どう生活の中で効果を発揮してくれるかがカギとなってきている。自分の生活をきちんと見直すことで、最適なケータイが見つかると言っても過言ではない。

Sportioのイベント

六本木ヒルズで行われていたイベント風景。チームを組んでSportioとともに六本木ヒルズ内を散策しつつ、Run&Walkを体験できるイベントだった

 Sportioのキーワードは、もちろんスポーツだ。Sportioはそもそものカラーリングの段階から、アディダスのスポーツウエアとコラボレーションをしている。

 例えばSportioの「エクス・ブラック」カラーは、黒を基調にして、ボタンなどにピンクのアクセントを置くという配色だ。これはアディダスのアパレルにも存在している色の組み合わせで、持っているウエアから、あるいはケータイからコーディネートすることができる。

 スポーツをするときに楽しめるカラーコーディネートは、仕事をしている時間にもそのスポーツマインドを呼び起こしてくれそうな演出だろう。

Sportioを固定

六本木ヒルズでのイベントにて。アディダスのポーチがジャストサイズで、腕にSportioを固定することが出来るようになっている

 ケータイの端末の多様化が進んでいる中、Sportioは「スポーツ」という世界観をアディダスのアパレルやヤマハのサウンド技術などと共に作り上げることに成功している端末だと言える。

 スポーツを続けている人、スポーツをがんばろうと思った人は、喜んでこの端末を手にするはずだ。そして昨今のケータイの買い方には、2年という縛りが付いた。この端末をパートナーに選ぶということは、2年はこの端末と共にスポーツをがんばるという意志の現れでもあるだろう。


筆者紹介──松村太郎


ジャーナル・コラムニスト、クリエイティブ・プランナー、DJ。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ライフスタイルとパーソナルメディア(ウェブ/モバイル)の関係性について探求している。近著に「できるポケット+ iPhoto & iMovieで写真と動画を見る・遊ぶ・共有する本 iLife'08対応」(インプレスジャパン刊)。自身のブログはTAROSITE.NET



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