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フルHD録画対応のメモステハンディカム HDR-CX12

2008年07月22日 16時00分更新

文● 伊藤裕也

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コンパクトかつ高機能、コストパフォーマンスは高い

 バッテリー駆動時間は、標準付属のバッテリーパック「NP-FH60」を使用して撮影したところ、1時間45分ほど撮影できた。カタログスペックにおける連続撮影時間は約1時間40分なので、ほぼカタログどおりの結果だ。日帰り程度の撮影であれば、予備のバッテリーパックをひとつ用意すれば足りるだろう。

本体背面

本体背面。上部に電源とモード変更を兼ねたスイッチ、手に持った際に右親指が触れる位置に録画ボタン。なお、光学式ファインダーはない

本体背面 端子カバー開状態

背面左側にHDMI端子やA/V端子も搭載。テレビへの映像出力は本体から直接できる

 撮影した映像は、付属の「D端子A/Vケーブル」を使ってハイビジョン対応テレビに表示できるほか、付属ソフト「Picture Motion Browser」とUSBケーブルを使ってパソコンにコピーできる。さらに、ソニーのBlu-rayディスクレコーダーに転送したり、別売りのDVDライター(VRD-MC5)によるDVD作成も可能である。

ハンディカムステーションに載せた状態

付属のハンディカムステーションに載せた状態

 価格はオープンプライスで、直販サイト「Sony style」での価格は12万8000円。ただし、前述のとおり付属するメモリースティックは容量8GBで、フルHDでの記録時間が物足りないため、「フルHDでたくさん録りたい」という人は、メモリースティックの追加購入が必要となる。ちなみに、16GBならプラス1万9000円前後となる。

 フルHD記録を生かそうとすると、いささかメモリースティックの追加費用がかさむものの、HDR-CX12は軽く扱いやすいボディーにフルHD記録や顔認識といった、機能をふんだんに盛り込んでいる。そのコストパフォーマンスの高さを考えれば、むしろ割安とも言える。

 記念撮影的な用途はもちろん、普段からビデオカメラを持ち歩き、日常のなにげない出来事を映像として切り取るといった「ビデオでのスナップ撮影を楽しみたい人」に特にお勧めしたい製品だ。

HDR-CX12の主なスペック
製品名 HDR-CX12
撮像素子 1/3.13インチ クリアビッドCMOSセンサー
有効画素数 動画約381万画素(16:9時)、静止画約508万画素(4:3時)
レンズ 動画撮影時:光学12倍ズーム、f=4.9~58.8mm(35mmフィルムカメラ換算時:40~480mm)、F1.8~3.1
記録フォーマット 動画:H.264/MPEG-4 AVC、MPEG-2
静止画:JPEG
動画記録時間 FH:約55分、HQ:約1時間55分、LP:約3時間など(AVCHD、付属メモリースティック8GBの場合)
液晶ディスプレー 2.7インチワイド、約21万1000画素
記録メディア メモリースティックPROデュオ、メモリースティックPRO-HGデュオ
インターフェース USB 2.0、HDMI出力、A/Vリモート端子(ビデオ出力/音声出力/D3・D1出力/リモート)、マイク入力、ヘッドホン出力
連続撮影時間 約1時間40分(付属バッテリー、液晶モニター使用時)
本体サイズ 幅69×奥行き131×高さ67mm
重さ 約450g(付属バッテリー使用時撮影時重量)

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