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フルHD録画対応のメモステハンディカム HDR-CX12

2008年07月22日 16時00分更新

文● 伊藤裕也

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高画質だが大容量メモリースティック必須のフルHD記録

撮影サンプル1

撮影サンプル1 横800ドットになるよう縮小。画像処理ソフトによりインターレース解除処理を行なっている(以下同)。公園の風景をオートで撮影。空と公園の風景を同程度の割合にしたので空の明るさの影響を受けているものの、公園の風景を押さえつつ空模様まで白飛びすることなく表現できている

 HDR-CX12最大のポイントは、なんといっても「1920×1080記録」への対応にある。HDR-CX7では、撮影解像度が1440×1080ドットか、720×480ドットであったが、HDR-CX12では1920×1080ドットの1080iが新たに追加された。細部の表現力が増すだけに、1080iサポートは大きな魅力といえよう。

 映像撮影の品質を決定する録画モードは、「ハイビジョン画質」(AVCHD)4モードと、「スタンダード画質」(MPEG-2)3モードの合計7種類を用意。各モードの解像度とビットレートは表のとおりで、1920×1080ドットで記録できるのは、4種類あるハイビジョン画質用モードのうち、最もビットレートの高い「FH」のみである。

撮影サンプル2

撮影サンプル2。FHモードでアジサイを撮影。装飾花や葉の様子まではっきりと表現できている

 ハイビジョン画質での、各録画モードの画質を比較してみよう。映像品質の面では、唯一の1920×1080対応モードである「FH」が最も優秀だ。映像の細部まで潰すことなく表現でき、平均16Mbpsというビットレート設定により、動きのある映像にも強い。これから本格的なシーズン到来となる海水浴での楽しいひと時やスポーツの撮影には最適だ。

 もっとも、ビットレートが高ければ撮影した映像のデータも当然ながら大きくなる。標準で付属するメモリースティックの容量は8GBなので、FHモードでは1時間弱しか記録できない。FHモードを主として使用するなら、16GBのメモリースティックPROデュオが欲しい。

撮影サンプル3

撮影サンプル3 FHモードで撮影。1920×1080ドットの高解像度で、船の窓なども鮮明に表現できている。また写真ではわかりにくいが、海面の表現も良好だ

撮影サンプル4

撮影サンプル4 同じシーンをHQモードで撮影。ワイヤーやフェンスといった細かい部分の表現力が甘くなりがち。映像で見ると、海面の波もビットレートのためにノイズが発生し、潰れているところが多い

 一方で、1440×1080ドット・平均9Mbpsで記録する「HQ」モードは、解像度に対してビットレートが低いために、動きの激しいシーンではやや粗くなるものの、一般的なシチュエーションでの撮影であれば、破綻も少なく十分使えるモードという印象だ。

 記録時間も、付属メモリースティックで2時間弱程度と、短いイベントや日帰りの行楽であればメディア1枚でもなんとかやりくりは可能な程度。映像品質と記録時間のバランスを考えれば、普段使う録画モードとしてはHQがベターといえる。

撮影サンプル5

撮影サンプル5 ワイド撮影は35mm換算で40mmまで。撮影する場所を広く見せたい場合には、オプションのワイドコンバージョンレンズが欲しい

撮影サンプル6

撮影サンプル6 光学ズーム倍率は12倍で、先のワイド撮影サンプルを撮影した場所からここまでズームできる。高解像度のおかげで、小さな飾りも細部までしっかりと確認できる

 残る「SP」「LP」の2モードは、ビットレートがHQよりもさらに低いモードだ。動きのある部分で粗さが目立つようになるが、その分長時間の記録に対応できる。映像品質を犠牲にしてでも撮影時間を優先したい場合に用いる程度になりそうだ。


動画撮影中に笑顔の写真を取れる
スマイルシャッター搭載

 HDR-CX12のもうひとつのポイントである「顔認識」機能は、フレーム内から顔として認識した範囲に合わせて「フォーカス・明るさの調整」を自動で行なうという、HDDビデオカメラ「HDR-SR11、SR12」(関連記事2)で採用された撮影支援機能を搭載する。

 顔認識機能をオンにして被写体がフレームに入るよう追えば、それだけで顔を綺麗に撮影できるよう、カメラがサポートしてくれる。これは便利な機能といえよう。さらにHDR-CX12では、デジタルカメラ「サイバーショット」が備える「スマイルシャッター」なる機能も備えている。

 スマイルシャッターは人の表情を判断し、動画撮影中でも笑顔を見せた瞬間に静止画を自動で撮影する機能だ。

 シャッターを切るタイミングは、「映像の撮影中のみ」か、待機状態でもシャッターを切る「常時」の2つから選択できる。笑顔の検出感度も3モード用意。さらに、複数の顔を検出した場合には「おとな」と「こども」のどちらの笑顔を優先するかといったことまで設定できる。

 さて実際に使用したところ、笑顔の検出感度が高い設定では少し微笑んだ程度でも頻繁に作動し、逆に感度の低い設定では、大きく笑わなければ作動しないといった具合だった。

 笑顔を検出してからシャッターを切るため、一瞬の笑顔のような場合は表情が変わる瞬間を撮影してしまうなど、必ずしも期待どおりの結果になるとは限らない。とはいえ、被写体次第で面白い機能ではある。

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