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広大な空間で地デジを楽しむ──VAIO type FW

2008年07月17日 20時10分更新

文● 小林 久/トレンド編集部

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絶妙な16.4インチというサイズ


 本機の特徴のひとつに、16.4インチという珍しいサイズの液晶ディスプレーの採用が挙げられる。解像度も1600×900ドットという割り切りのいい数字だ。ノート用の液晶ディスプレーの主流は16:10だが、最近では地上デジタル放送などと同じ16:9のパネルを採用する製品が増えている。type FWもそんな製品のひとつだ。

11インチの有機ELテレビ「XEL-1」とHDMI接続してみた。比較すると、黒の沈み込みや階調感ではXEL-1に及ばないが、それでもパソコンとしては結構いい映りだなという印象。1600×900ドットと1920×1080ドットの広大なディスプレー空間が実現(XEL-1の実解像度は低いため、文字などは読めないが)

 16.4インチというと、一見中途半端に感じるサイズだが、縦の長さが15.4インチワイド、横の長さは17インチワイドとほぼ同等になる。17インチワイドに匹敵するサイズ感を、15.4インチ機とそれほど変わらない本体サイズで実現できるという触れ込みである。

B-CASカードは本体の裏側のネジを外して収納する(写真のカードは編集部の薄型テレビのもので、実際とは異なる)

アンテナは付属の変換ケーブルを利用して接続する。Wチューナーだが、地上デジタル放送のみの視聴が可能

 16:9と16:10と数字で書くとわずかな差に感じるかもしれないが、体感的な違いはかなりある。奥行きが詰まり、筐体の背も低くなるので、設置時の圧迫感はかなり軽減される。15.4インチパネルからは確実にクラスアップし、17インチパネルほど大げさにならない。そんな絶妙なところを突くサイズが16.4インチなのである。

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