絶妙な16.4インチというサイズ
本機の特徴のひとつに、16.4インチという珍しいサイズの液晶ディスプレーの採用が挙げられる。解像度も1600×900ドットという割り切りのいい数字だ。ノート用の液晶ディスプレーの主流は16:10だが、最近では地上デジタル放送などと同じ16:9のパネルを採用する製品が増えている。type FWもそんな製品のひとつだ。
16.4インチというと、一見中途半端に感じるサイズだが、縦の長さが15.4インチワイド、横の長さは17インチワイドとほぼ同等になる。17インチワイドに匹敵するサイズ感を、15.4インチ機とそれほど変わらない本体サイズで実現できるという触れ込みである。
16:9と16:10と数字で書くとわずかな差に感じるかもしれないが、体感的な違いはかなりある。奥行きが詰まり、筐体の背も低くなるので、設置時の圧迫感はかなり軽減される。15.4インチパネルからは確実にクラスアップし、17インチパネルほど大げさにならない。そんな絶妙なところを突くサイズが16.4インチなのである。