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広大な空間で地デジを楽しむ──VAIO type FW

2008年07月17日 20時10分更新

文● 小林 久/トレンド編集部

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往年の名機「Z」をほうふつとさせるサイドライン


 まずは外観を見てみよう。ヒンジ部分に設けられた円筒形の意匠(シリンダーフォルム)や、キーとキーの間に間隔のあいたキーボード(アイソレーションキーボード)は、最近のVAIOシリーズの特徴といってもいいデザイン。

キーボードの両側は、ヒンジに向かって緩やかに沈んでいく。PCG-Z1をほうふつとさせるデザインだ

バイオノート Z1

PCG-Z1/P。Centrinoが発表された2003年のモデル

 type FWではこれらに加え、キーボードの両サイドがヒンジに向かって緩やかに沈む特徴的なデザインを採用している。

 液晶部分との連続性を意識した美しいサイドラインは、2003年に発表された「バイオノート Z」(PCG-Z1/P)をほうふつとさせる。そういえば、PCG-Z1/Pは、初代Centrinoの発表に合わせて投入されたモデルだった。

 マグネシウム合金製の天板は純白。空気中に飛散させた粉末状の塗料を付着させ、熱で溶かして定着する「粉体塗装」という技術が用いられている。皮膜が厚く、はげにくい点が特徴。近付いて見ると、ややザラついた表面がキラキラと光っており、なかなかの質感だ。


純白の天板は、粉体塗装で実現されている。写真では分かりにくいが、天板の表面はざらざらとしており、金属的な質感がある

アイソレーションキーボードは、今夏のVAIOノートの特徴となっている。タッチは硬め。軽くすれすれに打とうとするとクリック感が邪魔になるので、ついつい底打ち気味になってしまうためかもしれない。筆者は手が小さめなので、キー間隔は少し広すぎるような印象も

 内側の面はライトシルバーで、キーボードパネルから白いキートップがひとつずつ顔を出している。シャープだが、無機的な印象も与える金属的な質感に、異質なホワイトを組み合わせることで、やわらかく軽快な印象を演出。ここでもシルバーとホワイトの対比が美しい。

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