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Centrino 2搭載の新VAIO──type BZ&type S

2008年07月16日 13時00分更新

文● 小西利明/トレンド編集部

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コスト性能の高さが光る type S

VAIO type S「VGN-SR70B/S」

VAIO type S「VGN-SR70B/S」「シリンダーフォルム」と「アイソレーションキーボード」といった、Centrino 2対応VAIOノート共通仕様を備える

 13.3インチワイド液晶ディスプレーを備えるモバイルノート「VAIO type S」シリーズ。高付加価値なプレミアムシリーズ「VAIO type Z」の登場により、今夏の新製品では、サイズやパフォーマンスといった基本コンセプトは継承しながらも、従来よりリーズナブルな価格帯の製品として再構成された。型番も「VGN-SRxx」に変更されている(以下SRシリーズ)。

SRシリーズのキーボード

SRシリーズのキーボードは「アイソレーションキーボード」になった。キーの側面が斜めではなく垂直で、キーとキーの間が広くなった。一見キートップが狭く見えるが、キーピッチは従来と同様だ

 新しくなったSRシリーズはtype BZと同様に、「シリンダーフォルム」デザインと、Centrino 2対応という2大特徴を備えている。また、キーとキーの間にスペースを取った「アイソレーションキーボード」も新たに採用した。



スペック面での不満も大幅に改善


 従来、type Sの店頭販売モデルは、CTOモデルと比べるといささかスペック面で見劣りする面もあった。しかしSRシリーズの店頭販売モデル「VGN-SR70B/S」は、スペックもかなり充実している。

CTOモデル専用色「サクラピンク」

CTOモデル専用色「サクラピンク」。従来の男性的なイメージのtype Sシリーズとは、一線を画すカラーリングだ

 まず、CPUにはTDP 25WでCentrino 2準拠の新CPU「Core 2 Duo P9500」(2.53GHz、6MBキャッシュ)を採用。GPUには「Mobility Radeon HD 3470」(ビデオメモリー128MB)を標準搭載している。チップセット内蔵グラフィックス機能を使うものが多いモバイルノートの中では、格段に上のパフォーマンスが期待できるだろう。なお、GPU切替機能「ハイブリッドグラフィックス」は備えていない。

SRの左側面

SRの左側面。カードスロットはExpressCard/34。アナログRGB出力の横に思わせぶりな空白があるが、残念ながらHDMI出力は備えない

SRの右側面

SRの右側面。DVDスーパーマルチドライブ、USB×2、LANとモデムが並ぶ。右側面に電源ボタンがあるのは、シリンダーフォルム共通のデザイン

 価格はオープンプライスで、店頭販売モデルの予想実売価格は約20万円と、スペックの割にお買い得となっている。発売予定日は19日。

 CTOモデルでは、GPUに安価なチップセット内蔵機能(Intel GM45 Express)を選択可能なほか。本体カラーを「ナイトブラック」と「サクラピンク」の追加2色からも選択可能となっている。

VGN-SR70B/Sの主なスペック
CPU Core 2 Duo P9500(2.53GHz)
メモリー DDR2-800 2GB
グラフィックス Mobility Radeon HD 3470
ディスプレー 13.3インチワイド 1280×800ドット
HDD 160GB
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
無線通信機能 IEEE 802.11a/b/g/n(ドラフト2.0)、Bluetooth 2.0+EDR
カードスロット ExpressCard/34、メモリースティック、SDメモリーカード/MMC
インターフェース USB 2.0×2、アナログRGB出力(D-Sub 15ピン)、LAN(10/100BASE-TX)、i.LINKなど
サイズ 幅315×奥行き233.8×高さ34mm(最厚部)
重量 約1.92kg
バッテリー駆動時間 約4時間(JEITA測定法 1.0)
OS Windows Vista Home Premium SP1
価格 オープンプライス(予想実売価格 約20万円前後)

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