プリペイドSIMでもパケット定額!

Touch Diamond徹底解剖

第3回 

EMONSTERと歩く ケータイ天国香港

ケータイ好きの聖地「先達廣場」に突入


 ケータイ天国香港に訪れたら絶対に行っておきたいのが「先達廣場」。香港では先述のとおり回線と端末の分業が進んでいる。そのため端末は日本と同じようにキャリアのショップで購入することもできるが、端末だけを販売しているショップも数多く存在する。そんな端末を販売するショップが多数入居しているデパートが「先達廣場」なのだ。





 先達廣場は1階が端末ショップ、2階が端末ショップとケータイアクセサリーショップといった感じで、その数約100店舗。ビル内に入るといたるところ端末ショップがひしめき合っており、秋葉原ラジオセンターのショップをすべてケータイ端末ショップにした感じだ。


先達廣場1

先達廣場2

モックにPOPを貼り付けて展示しているところが多い

 取り扱っている商品はノキア、ソニー・エリクソン、サムスン、LG、モトローラといったメーカーの端末が多い。まれに日本のキャリアの端末も販売されているが、新古品か中古でしかも価格的には魅力はない。また、中国産のコピーケータイやSIMロックを解除したiPhone(2G)など怪しい端末もちらほらと見受けられる。

 これだけの数があると見ているだけでも楽しいが、もちろん購入することも可能。ショップによって微妙に値段が違っているので、じっくりとチェック。交渉して値切ることもできる。ただし新品と中古が入り交じって販売されているので注意。ちなみに「二手」とPOPに書かれているのは中古。英語でも「secondhand」なので、必ず店員に聞いて確認しよう。また、実際に購入するときは付属品なども揃っているか箱を開けてチェックしよう。


派手好きの香港人の趣味からか、ケータイへのペイントやカスタマイズも人気

プラスチックのケースも端末の種類ごとに多数販売


周辺にはキャリアのショップが集合


 先達廣場の周辺にはキャリアのショップが集まっているので、空港でSIMを買いそびれた場合や、先達廣場で好きな端末を買ったあとで、その端末を持ち込み、SIMを購入したりできる。

 香港でも現地の人はプリペイド契約より、ポストペイド(クレジットカードや銀行口座などを使った後払い方式)の契約が主流。日本と同様にキャリアのショップで端末と一緒に回線を契約することも可能。その際、一定の期間の契約を義務付けることで端末の代金を安くし、途中で解約した場合は違約金を支払うといったことが行なわれており、日本の販売形態と似ている部分もある。


香港のキャリアショップ。雰囲気は日本のキャリアショップに似ている

複数価格があるのは、契約形態によって割引があるため

 しかし香港では、ポストペイドであってもSIMフリー機は当たり前なので、MNP(番号ポータビリティー)をしても使っている端末を変える必要はない。iモードメールやS!メールのようなキャリア提供のプッシュ式Eメールはあまり使われていないので、メールアドレスにこだわることもない。実に気軽にキャリアを変えることができるのだ。

 そのため、各キャリアは無料通話やキャッシュバック、プレゼントなど様々なサービスを提供し、日本以上にMNPでのユーザーの取り合いと囲い込みに必死という状況だ。

 このように、日本とは違った形でケータイ文化が成熟している香港。機会があればSIMロックフリー機をゲットして、是非このケータイ天国を堪能してみてほしい。