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「Centrino 2」ThinkPadはここが変わった!

2008年07月16日 11時52分更新

文● 細谷滝音、撮影●篠原孝志/パシャ

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動的グラフィックス切り替えが可能なTシリーズ

ThinkPad T400

ThinkPad T400


 T61の後継に当たるT400/T500シリーズは、再起動なしで内蔵GPUとチップセット内蔵グラフィックス機能を切り替えられる「動的グラフィックススイッチング」いう技術が特徴だ(この機能については後述する)。そのほかにも、静音性などが向上している。

 まず、今回が第4世代となる「ふくろう羽ファン」を採用。風切り音を極力少なくするためにファンを包む金具の形状を若干変更しており、従来よりも騒音が低減されているという。さらにX200にも採用された、空冷ファンをゆるやかに速度変化させるシステムも搭載されている。

T400のヒートシンク。銅製パイプを用いて効率よく冷やす仕組みになっている

T400のヒートシンク。銅製パイプを用いて効率よく冷やす仕組みになっている

 また、T400/T500には、X200と同じくWLAN、WWAN、UWBの3種類の無線規格に対応している。そのほか、SSDやLEDバックライトディスプレー、Blu-ray Discドライブの搭載されたモデルも用意されており、かなり豪華な拡張が見込めそうだ。

T400のマザーボード。内部の拡張スロットが通常のノートパソコンのマザーよりも多い気がするが、これは無線モジュールを複数搭載するため

T400のマザーボード。内部の拡張スロットが通常のノートパソコンのマザーよりも多い気がするが、これは無線モジュールを複数搭載するため

 キーボードの手元を照らす「ThinkLight」に加えて、Webカメラも搭載されている。Webカメラの搭載は、チャットで仕事の打ち合わせをすることが増えたことが背景にあるとのことだ。

 なお、T400/T500にはT61と同様にマグネシウムを用いた「ロールケージ」フレームを採用しており、高い剛性を実現した。

T400の前面。左からIEEE 1394端子、ワイヤレスLANスイッチ、イヤホン・マイク端子となっている

T400の前面。左からIEEE 1394端子、ワイヤレスLANスイッチ、イヤホン・マイク端子となっている

T400の側面左

T400の側面左。左から、VGA出力、モデムポート、イーサネットポート、USB端子×2、PCカード/メモリーカードリーダー、ExpressCard/PCカードスロット

T400の側面右

T400の側面右。左から、HDDドライブベイ、光学ドライブベイ、ディスプレーポート

 価格及び仕様の詳細は未定だが、T400はCore 2 Duo T5670/P8400/P8600/T9400、最大2GBメモリー、最大250GB HDDといった構成でラインアップを予定している。OSはWindows Vista Businessだが、XPへのダウングレードも可能。価格は28万円前後の予定。

 

 一方、T500はCore 2 Duo P8400/P8600/T9400、最大2GBメモリー、最大320GB HDDといった構成でラインアップを予定している。OSはWindows Vista Businessのみで、価格は34万円前後の予定。ともに発売日は8月6日となっている。

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