動画の再生に最適な大画面!
iPhoneが従来のiPodよりも圧倒的に優れているのは、画面サイズの大きさを生かした動画の閲覧だ。米国やヨーロッパの一部では、iTunes Storeで映画のレンタルやテレビドラマをダウンロード購入できるので、iPhoneの大画面で動画を気軽に楽しめるが、残念ながら日本では販売していない。映画やドラマを見るためには、テレビなどから録画したものを自分でiPhone用の動画形式に変換するしかないのだ。
そこでおススメしたいのが、ビデオPodcastだ。パソコンで「iTunes」を起動し、「iTunes Store」の「Podcasts」欄を見ると、さまざまなジャンルの無料番組並んでいる。大半は音声のみの番組だが、その中に映像付きPodcastも見つけられる。
視聴したい番組が決まったら、「登録」ボタンをクリックすれば、新しい番組が自動的にパソコンにダウンロードされて、iPhoneに転送できるようになる。Podcastならインターネットに接続していない場所でも視聴できるので、地下鉄など通勤電車のお供に最適だ。
内蔵のYouTubeアプリで、手軽に動画を楽しむ
iPhoneはYouTubeアプリが付属するので、3Gまたは無線LAN経由で好きなときにYouTubeの動画を楽しめる。iPhoneの基本料金にはパケット通信料が含まれているので、パケット代金を気にせずに済む。
無線LAN、および3G通信経由で実際にYouTubeをiPhoneで見たところ、動画によっては途中で何度も止まったり、音は出ているのに画像は静止したりして多少ストレスを感じた。ただし、スムーズに再生できる動画もあったので、時間帯や動画の人気度にもよるのかもしれない。
【メディアプレーヤーのまとめ】
○ 付属のヘッドホンはリモコン内蔵。曲の一時停止や曲送り、電話の着信がすばやく行なえる
○ スピーカー内蔵で、音楽や動画を友人といっしょに楽しめる
○ 画面が大きいので、動画の視聴が快適
○ YouTubeアプリが付属。どこでもYouTubeを見られる
○ 音楽CDをパソコンにセットすれば、曲の取り込みからiPhoneへの転送までほぼ自動化できる
× iTunes Storeのユーザー登録にパソコンが必須(初回時のみ)
× 3G通信では曲をダウンロード購入できない。無線LANまたはパソコンが必要
× 曲の再生中にウェブを検索すると、音が途切れることがある
× 曲名やアーティスト名の一覧に、日本語のインデックスがない
(次は、カレンダーの機能を紹介)