実測で4時間のバッテリー駆動時間
バッテリーは従来の4セルから6セルへと変更された。増設バッテリーを購入するユーザーが多いことを考えれば、最初から大型のバッテリーを搭載しているのはありがたい。後ろ側が出っ張るなど、デザインが崩れないのもうれしいところだ。また、Super Hybrid Engine(以下S.H.E)という独自の省電力システムが搭載されている点にも注目だ。
カタログを眺めるだけだと、3.2時間→8.3時間へと大幅に駆動時間が伸びていると感じるが、実は従来機とEee PC 901では測定方法が違う。従来機の3.2時間は、ASUS独自計測で実測値に近い。新型の8.3時間は業界標準のJEITA測定法なので、実際はこの5~6割程度と見るのが妥当なところだ。
そこで実際にバッテリー駆動時間を計測した。画面輝度は最大、無線LAN接続でニコニコ動画をエンドレス再生して、電源が残り5%になるまでの時間を計測したのが下の表だ。
機種名 | Eee PC 901-X S.H.Eの設定はデフォルトの“auto” |
Eee PC 4G-X |
---|---|---|
電源が残り5%までになるまで | 4時間5分 | 2時間32分 |
今回の測定条件はあえて厳しめに設定している。公称値の半分とはいえ、これだけ持つならかなり心強いと言えるだろう。長めの会議や、通勤の往復程度なら、予備バッテリーなしでも大丈夫そうだ。