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カトーの低レベル実験室

電源は耐えきれるか? 12+1台のHDDを同時動作!

2008年07月14日 20時00分更新

文● 加藤 勝明

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スタンダードな構成でテストしてみる

 さて、EA-650を苛めるにあたり、今回思いつくままに用意したパーツは次の通りだ。CPUが少々古い気もするが、手持ちの中からTDP95W世代の、割と電力を無駄に使いそうなものをチョイスした。まずはシンプルな構成でどれくらい電力を消費するかチェックしてみよう。

テスト環境
CPU インテル「Core 2 Duo E6850」(3GHz)
マザーボード Gigabyte「GA-EP45-DQ6」(P45+ICH10R)
メモリー CORSAIR「CM2X2048-6400C4DHX」x2(DDR2 800 2GBx4)
ビデオカード Gigabyte「GV-NX98X1GHI-B」(GeForce 9800 GX2)
HDD Seagate「ST3500630AS」(500GB SerialATA)
OS Windows Vista Ultimate SP1

 ここで普通に組んでワットチェッカーで計測、というのも芸がなさすぎる。そこで今回はこの構成での必要な電源ユニットの出力を軽く計算してみることにしよう。こういう時に便利なのがパーツ構成を入力すると必要なW数をはじき出してくれるサイトの存在。今回は

「eXtreme Power Supply Calculator」
http://www.extreme.outervision.com/PSUEngine

を使って電源ユニットの出力の“見積もり”をしてみた。

psuengine1

eXtreme Power Supply Calculatorの使い方は、利用するパーツの大まかな構成を記入していくだけ。具体的な型番が必要なのはCPUとビデオカードだけで、あとはHDD何台、メモリー何枚という感じで埋めていく

 このサイトで算定された必要なW数は「294W(設定はデフォルトのまま)」。EA-650の半分以下だから、これはもう楽勝ということになる。あくまで見積もりの数値だし、ピーク時はもう少し消費電力は上がる。さらに電源ユニット自体の経年劣化もあるから、マージンを確保するという意味では650W電源はかなりよい選択といえるだろう。
 では実際のところはどうだろうか? バラック状態で組み上げ、「ワットチェッカー」でアイドル時およびピーク時の消費電力を測定してみた。本テストのピーク時とは、3DMark06の「Game Test2」実行時の安定値を目測で読んでいる。

「ワットチェッカー」によるアイドル時およびピーク時の消費電力

「ワットチェッカー」によるアイドル時およびピーク時の消費電力(単位:W)

 見積もりと実測値の差は約20W。見積もり方としてはややアバウトかもしれないが、かなり近い値であることがわかる。どちらにせよ、ビデオカードをリッチにした程度のパーツ構成ではEA-650はかなり余裕だ、ということがわかるだろう。

夢の12TBマシンに挑む!

 単にハイエンドグラフィックボードを使った程度ではEA-650はビクともしない。もっとEA-650の能力をギリギリまで使うにはどうすればよいか……? CPUをCore 2 Extremeあたりに、ビデオカードをSLI構成にすれば消費電力は上がりそうだが、それでは650Wでは持ちそうにない。
 という訳で今回はHDDに目をつけてみた。折しもアキバでは1TBが2万円を割り込み、かなりの値ごろ感が出てきたところ。1TBモデルならプラッター数は4枚から5枚と多いため、消費電力も多そうだ。これをありったけ接続し、どの位でEA-650が音を上げるかチェックしてみたい。
 しかし、HDDを複数台接続するとなると、しっかりしたケースに入れないと怖い。そこで今回は同じAntecの超人気ケース「Twelve Hundred」を提供していただき、これに収めて実験することにした。このケースの5インチベイの数は実に12個。ならば1TBのHDDを12台搭載した「夢の12TBマシン」に挑戦してみようではないか! 12TBというと人間の脳味噌の大体9個半分の記録容量である。1枚25GBのブルーレイの480枚分! そんな多量のHDDがEA-650だけで養えるのだろうか?

今回テストに使った「Twelve Hundred」。定番モデル「Nine Hundred」をベースに、さらに冷却力と拡張性を高めた人気モデルだ

(次ページへ続く)

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