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子供たちに夢を与える北国のロボットサークル「ロボットアーキテクト」

アトムやドラえもんは北の国から!?

2008年07月11日 13時00分更新

文● 末岡大祐/アスキーネタ帳編集部

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2足歩行型ロボットと4足歩行型ロボット

 ガンダムみたいな2足歩行型ロボは人気がないんでしょうか。

ロボット

価格の安さとロボットの動きを勉強するうえでも4足歩行型がオススメとのこと

「人気はありますよ。タイヤ型と2足歩行型がロボットの花形と言えます。タイヤ型はスピードや正確性などが求められます。2足歩行型は、2足で歩くこと自体が非常に難しいのですが、人間のカタチをしているので、製作者がキャラクター化しやすく、人気が出やすいという特徴があります」

 なるほど。では、中野さんも2足歩行型ロボがお好きですか?

「好きですが、オススメは4足歩行型ロボです。4足歩行型は足が4本あるので、バランスを保つのが非常に簡単です。だけど、タイヤ型のようなスピードが出るわけでもないし、2足歩行型のような親しみやすさもありません。しかし、4足歩行型を実際に作ってみるといろんな発見があるんです。バランスは確かに取りやすいのですが、調整するのが非常に難しい。例えば、どの順番で、どの足を、どのくらいの角度で曲げれば、スムーズに前進させられるかとか。そんなときは4足歩行の生き物の動画を見ながら作ります。スローモーションで見ながら、どの足が、どういうタイミングで着地しているかに注目するんです」

ロボット

この4足歩行型ロボットも、プレステのコントローラーで操作することが可能だ

「また、2足歩行型に比べて格安で購入できるのも大きなメリットです。2足歩行型が10万円だとすると、4足歩行型は2万円くらいで買えます。探求することの面白さは4足歩行型でも十分ありますよ。僕個人としては4足歩行型は卒業しましたが、サークル内でもやりたい人はたくさんいるので、今年、金属を切る機械を購入しました。だから、4足歩行を大量に作って、いつかコンテストなんかを開ければと思っています」

 今まで一番売れた4足歩行型ロボはソニーのアイボだとか。確かにあれは4足歩行の犬をモチーフに作られていた。なお、中野さんが製作した4足歩行型ロボットは下の動画を見て欲しい。

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