パソコンとゲーム機の接近遭遇だ
その内容は、今秋スタート予定のバーチャルワールド「HOME」、映像配信、そして、ゲーム内広告だと述べたのだ。特に、ゲーム内広告は、2011年には全世界で1000億円規模のマーケットになるというのである。目下、PSPのモンスターハンターと、PS3のメタルギア・ソリッドなどビッグタイトルの登場で好調のSCEIだが、ノンゲームでも稼ごうという話なのだ。
ちなみに、ゲーム内広告はいままでなかった分野ではない。アドバゲームというと、ファミコン時代に永谷園がやっていたものを思い出す。
バーチャルワールド、映像配信、広告といえば、パソコンの世界とゲーム機の世界がいよいよ接近遭遇の時代が来たことを意味しているのではないか。同じようにネットを使っても任天堂は任天堂らしく、ソニーはソニーらしい展開となって、今年末から来年はゲーム機がちょっと面白くなりそうだ。
ゲーム機がネットにつながると言うと、元SCEI社長のがプレイステーション2(3ではない念のため)の発表会で語っていたことを思い出すのは私だけだろうか? 配布資料には書かれていなかったので、あまりニュースサイトなどでも紹介されていなかったが、同氏は確かに「ネットワークド・エンターテインメント」という言葉を連呼していた。
一方任天堂も、さまざまな形で通信やマルチメディアに取り組んできた会社だ。つまり、両社ともゲーム機の可能性としてネットをじっと見つめていたといっていい。
こんなふうに、任天堂とソニーの方向性がきれいに見えてきた。これからどんな世界が訪れてくるかは非常に楽しみ。いや、もちろん正統派ゲームもですよ!
今回は、KNN神田氏はお休み。今週から、東京MXテレビの美人ギャル系アナウンサーの田野辺ちゃんが登場なのでご覧あれ。
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