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松村太郎の「ケータイが語る、ミクロな魅力」 第30回

ケータイのデザインは「iGoogle」化すべきだ

2008年07月04日 16時30分更新

文● 松村太郎/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

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あとは中身と、その周辺だ


 幸いなことに、ユーザーはすでに自分でケータイをかなりカスタマイズしている。壁紙や着メロを変えたり、ストラップを付けたり、ラインストーンで装飾したり。人によってはストラップを自作していたりもする。

 さらに先日ご紹介したauの「re」は外装まで完全に交換して好きなデザインに変えられる「フルチェンケータイ」を打ち出した(関連記事)。これも正しいアプローチであると思う。

re

外装を交換できるauの「re」

 あとは中身とその周辺だ。iPhoneやNokiaの端末のように、必要な機能を取捨選択したり、あるいは作ったりして、まるでiGoogleのように好きな機能だけを組み合わせてケータイの中身を自分仕様にセットできるようになっていく。

 そうなって始めて、自分にとっては何が必要か、何が今足りないか、何が不便か、という次のニーズが生まれてくることになるし、ケータイやケータイがあるライフスタイルのイノベーションを迎えることになるはずだ。


筆者紹介──松村太郎


ジャーナル・コラムニスト、クリエイティブ・プランナー、DJ。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ライフスタイルとパーソナルメディア(ウェブ/モバイル)の関係性について探求している。近著に「できるポケット+ iPhoto & iMovieで写真と動画を見る・遊ぶ・共有する本 iLife'08対応」(インプレスジャパン刊)。自身のブログはTAROSITE.NET



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