BD+HDMI
Blu-ray Discドライブの搭載が大幅に進んでいるのも、この夏の特徴のひとつである。HD DVDとの次世代DVD戦争が終結し、方向感が明確になったこと、ドライブ自体がリーゾナブルな価格で供給されるようになったことなどが主な理由だろう。同時に再生支援機能付きの外付けビデオチップが一般的になり、スタンダードなスペックのノートパソコンでも高負荷なH.264動画をコマ落ちなく、再生できるようになった点も大きい。
例えば、Acerが投入したAVパソコン「Gemstone Blue」(Aspire 6920)のBD-ROM搭載モデルは17万円前後で買える(ASCII.jp 価格情報)。書き込み可能なBD-R搭載モデルでも20万円前後から買えるので、こちらも安くなったものだ。
なお、AVパソコンというと、BD再生や地デジといった部分に関心が集まりがちだが、インターフェースの部分にも変化が見られる。例えば、ノートパソコンでもHDMI端子が標準装備になりつつある傾向を歓迎したい。大画面テレビにパソコンを接続することで世界が変わることは過去に紹介した(関連記事)。現在でもプレゼン用にRGBビデオ出力を装備しているのが一般的だが、今後はデジタルで音声も同時に扱えるHDMIが主流になっていきそうだ。