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工人舎「SC」 キー幅14.2mmの実用性と限界

2008年07月02日 11時00分更新

文● 小浜雅胤/トレンド編集部

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やっぱり窮屈、でも意外と打てるような気も……


 実際に入力してみたところ、やはりタッチタイプをするには苦労する印象を受けた。筆者は男性としては手が小さめだが、手の大きな男性ではホームポジションに手を置いただけで、指がはみ出てしまいそうだ。

 カタログでは14.2mmピッチとうたわれているが、これは英字キーの話。右側の記号キーの場合、実測で約9mm程度のピッチしかない。

記号キーは小さすぎて隣のキーを打ってしまいがち

 特に困ったのが、日常の文章作成でも多用する「ー」「、」「。」といった文字。例えば、「。」を打ったつもりが隣の「・」を押してしまっていた……という感じでミスタッチを連発してしまう。URLの直打ちでも「。」と同じ位置にある「.」を頻繁に打つため、このあたりの快適性は使用感に直結してくるため、改善が欲しいところだ。

 一方、「Shift」「Back Space」「Enter」などのキーは、小さいものの一般的な位置にあるので、それほど不自由なく打鍵できる。いたずらにキーの大きさを追求して、不自然な配列にしていないのは好感が持てる部分だ。目で確認しながらキーを打つ場合でも、「あの記号はどこに移動しているのか?」といちいちキーを探す必要がないので、ストレスが溜まりにくい。

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