携帯性をギリギリまで高めつつも、Windows Vista/XPが動作し、パソコンと同じ作業が行なえる超コンパクトなモバイルマシンが人気だ。
中でも独自の立ち位置を占めているのが工人舎。同社が販売している「KOHJINSHA SH」は、小型の本体と10万円を切る低価格を両立しながらも、パソコンを快適に使うために最低限必要な「バランスの取れたスペック」を実現しているのが特徴だ。
「KOHJINSHA SC」シリーズは、インテルが新たに投入するモバイルマシン向けCPU・Atomを搭載した同社の最新ラインアップだ(関連記事)。7インチ液晶パネルを搭載したA5以下ノートで、本体サイズは幅189mm×奥行き155mm×高さ33mm。同サイズの液晶パネルを搭載したASUSの「Eee PC」と比べても遥かに小さく、システム手帳や一般的な四六判の単行本とほとんど変わらない大きさだ。
このサイズでありながら、WSVGA(1024×600ドット)の高解像度表示にも対応。60GBのHDDやワンセグチューナーなども搭載する。スペックの割に価格は安価で8万9800円からとなる。
さてこのマシン、メーカーのこだわりどころのひとつにキーボードがある。14.2mmのキーピッチはフルサイズの75%程度の大きさ。それでいて配列は、12.1インチクラスのB5サブノートとほとんど変わらない。これほどのサイズでもキー入力が実用的なのかどうかは気になるところだ。Atomの実力チェックなど詳細なレポートは後日お送りするとして、今回は文字入力の快適性を中心に見ていこう。
