サンフランシスコで体当たり路上デモ! DJソフト「IPJ」
最後に、日本の若手開発者を紹介しよう。
星野 厚氏と佐原拓人氏は筑波大学の同級生で、ベンチャー企業(株)ニューフォレスターを運営している。ふたりは、iPhone/iPod touch用DJソフト「Fujin(風神)」「Raijin(雷神)」を開発。WWDC参加チケットがないまま、とりあえず米国まで来てしまったそうだ。
「いやー、もしかしたら『Fujin』『Raijin』が『Apple Desgin Award』を受賞して、WWDCにご招待されるんじゃないかと期待してたんですが……(笑)。気がついたらWWDCのチケットが完売してしまって、買えなかったんです」と語る。
WWDC会場には入れなかったものの、自分たちのソフトをインストールしたiPod touchの2台を携え、サンフランシスコ市内の地下鉄駅入り口やストリートで果敢にデモを行っていた。
現地で知り合ったジャスティン・アラディン氏は、ダンサー兼マーケティング担当(自称)とのことで、彼のアイデアにより、ソフト名はより外人受けのする「IPJ」に急遽変更。市内のKinkosに駆け込み、宣伝用立て看板も仕上げたとのこと。
さすがにWWDC会場前でデモンストレーションをしたときは、警備員に立ち退きを言い渡されていたが……。なんともたくましい(というか無鉄砲!?)な若者たちだ。
彼らのストリートデモの様子がYouTubeに上がっているので、気になる人はチェックしてみよう。IPJが実際に動作する様子に加えて、ジャスティンさんの見事なダンスパフォーマンスも見られるぞ。