痛ましい通り魔事件から2週間以上が過ぎ、客足も戻りつつあった秋葉原で、再び刃物を使った事件が発生した。事件発生の連絡を受けて、事件現場となった千代田区外神田4丁目に向かったところ、到着した段階で男性の身柄は警察の手で確保されており、現場となった路地には非常線が張られて通行禁止となっていた。
ちなみに事件現場となったのは、とらのあな本店とタイトーステーションの間の路地で、事件により通行禁止となっていたため、とらのあな本店の側面の出入り口と側面のショーウィンドウはシャッターが閉められていた。警戒に当たっていた警察官から話を聞いてみたところ、「午後1時30分前後に、千代田区外神田4丁目付近を巡回していた警察官が、男性に職務質問を行なった。職務質問の際に、男性の所持品から小型のナイフが出てきたため、警察官が男性から事情を聞こうとしたところ。男性がナイフを手に暴れ、警察官が負傷した」とのことだ。なお、負傷した警察官の怪我の程度は不明だが、命にかかわるほどではなく、すでにナイフを所持していた男性の身柄も確保されているとのこと。
周辺の店舗従業員に話を聞いたところ「せっかく、静かになって客足も戻りつつあったのに、なんでまたこういうことが起きるかね。都心でそんなにナイフを持ち歩かなきゃいけないようなことなんてないと思うんだけど」や「治安がいいと思っていた秋葉原、やってくる若い子がどれくらいナイフを持っているのかと思うと恐ろしいです。事件の後にも、ナイフを持っていたってことで逮捕された人もいるみたいだし」といった声や「これで、またマスコミが秋葉原に集まっちゃうんですかね。怖い町ってイメージにならないといいけど」と秋葉原の街のイメージが変わってしまうことを心配する声も聞かれた。
