「魔法遣いに大切なこと ~夏のソラ~」キャストインタビュー
このアニメの正しい楽しみ方とは?
──「魔法遣いに大切なこと」はどのような作品でしょうか? 見所も含めてお教えください。
花澤香菜さん(鈴木ソラ役)
実際に魔法が存在している世界という設定です。
私の演じる鈴木ソラちゃんは北海道から東京下北沢まで魔法研修にやってきました。
研修を受けている他の子たちと出会い、友情を深めて、そして成長していくという物語です。
前野智昭さん(緑川豪太役)
僕が演じる豪太は魔法が使えるとは知らずに育ちました。
だから魔法に関しては、ほかの人と少し違う気持ちなんです。
「魔法遣いに大切なこと」は実写に近いムードを持つアニメーションだと思います。
より日常に近い雰囲気のストーリーが印象的です。
井上麻里奈さん(浅葱ほのみ役)
私が演じるほのみは2話からの登場になります。
この作品は独特のあたたかい雰囲気がある作品だと思います。
私自身、演技をする際、自然さを大切にして大仰な芝居にならないように気をつけています。
この作品全体に流れている「優しさ」を感じていただければいいな、と思います。
高橋美佳子さん(山吹ひより役)
魔法が日常に組み込まれていて、それが決して特別なものではない、という世界観が印象的です。魔法を使える人とそうでない人たちが共存しているのも面白いと思います。
その中にはいろんな感動や成長があって、という感じですね。
浪川大輔さん(黒田浩二役)
ひと言でいうならば「空気感」を楽しんでもらいたい作品です。
ゆったりと流れていながら、その中心には確固たる芯がある、そんな感じです。
風景や効果も本当に素晴らしくて、とても心に染み渡る作品だと思います。
──ご自身の演じる役柄についてお聞かせください。
【花澤】 ソラちゃんは真っ直ぐで心のきれいな女の子です。 私もそういう風にならなきゃ、っていつも思っています。 いろんなことに一生懸命な主人公なので、その純粋さを私も演技の中で出していきたいです。
【前野】 豪太は自分に魔法の素質があるとは知らずに育ってきたので、ほかの研修生に対して劣等感を感じています。その劣等感から、独りでいる描写が多いのですが、話が進むにつれて、やがてソラたちと打ち解け、成長していくのだと思います。 このあたりは是非、一緒に見守っていただければと思います。
【井上】 私が演じるほのみはソラの研修仲間として登場します。 非常にプライドが高くて、エリート意識が強い女の子。自分に自信を持っています。 ソラをライバル視していて、競争しながら上を目指すという意識が強いため、ツンツンとしていて、最初はいじめっ子のような登場の仕方をするんです。 でもみんなと仲良くなりたい、仲間に入りたいという意識はあるんです。 いわゆるツンデレキャラですね(笑)。 今後、話数を重ねるごとにみんなと打ち解けていく様子が描かれていくのかな、と思います。
【高橋】 ひよりは性格的にほんわかしていて、不思議な空気感をもっている女の子です。 決して目立つタイプではないけれど、人が良くて可愛らしいタイプの娘です。 クラスにいたらこの娘と友達になりたいなと思います。 そんなひよりのほんわかな感じが出るよう、お芝居もがんばります。
【浪川】 浩二というキャラクターはどちらかというとこのみに近いのかな。 例えるならばメガネはかけるが決してコンタクトはしないタイプ(笑)です。 気に入らないことは決してしないこだわり、というか嘘の無いタイプなのでしょうね。 そのこだわり派の彼がこの先どう成長していか僕自身も楽しみです。
──すでに数話のアフレコを終えているとのことですが、序盤の見どころをお聞かせください。
【花澤】 はい、魔法のシーンにはぜひご注目下さい。 魔法をかけるための呪文がでてくるのですが、魔法をかける時の気持ちのあり方で、その効果も変わってくるんです。
【前野】 食べるシーンや飲むシーンが多いのですが、実はマイク前で実際に食べたり飲んだりして収録を行なっているんです。その音がそのままにリアルに聞こえるはずです。 実際のスタジオでのこだわりにも是非、ご注目下さい。
【井上】 ソラちゃんが使う魔法がこの作品の見所のひとつだと思います。 ソラちゃんの素直さがとてもよく表れているんですよ。 それと個人的には掟ポルシェさんが演じる森下先生がいい味を出していまして。 掟さんの出番自体はそう多くはないと思うんですが、確実にいいところを持っていっちゃうんです(笑)。
【高橋】 ソラちゃんが東京に出てきて、研修所でみんなとお友達になっていくシーンはとても丁寧に描かれていて見ごたえがあると思います。 普通の会話そのものも独特で面白くて、個性をもった研修員たちが、時にはぶつかりながらも仲良くなって成長していくシーンは素敵な見所になると思います。
【浪川】 やっぱり森下先生にはぜひご注目を!(笑)。あとは、登場人物の感情の揺れ動きが繊細なところでしょうか。 新しく世界に飛び込む時の緊張やドキドキ感は、きっと誰もが経験をする身近なことですが、 そんな甘酸っぱい感じが自然な感じで展開していきます。 非現実的なとこと日常的なものの2つが上手く溶け込んでいるところが見所でしょうか。
──ここでキャストのみなさんご自身に伺います。みなさん個人が、最近目標にしていることはどんなことでしょう。
【花澤】 独り暮らしをしたいなと思っています。家具や壁紙をどうしようかな、と考えると、とてもワクワクしますよね。今は一人で独立した生活をするのが目標です。
【前野】 浪川さんのようにいろんな役ができて、深いお芝居ができる。自分もそんな役者に成長したいです。ええっ、と本心です(笑)。
【浪川】 おお~、本当かよ(笑)。って今、魔法にかかってる?
【一同】 (笑)
【井上】 目先の目標としては運転免許を取りたいです。写真入りの身分証明書を持ちたい……(笑)。 ただ、めんどくさがり屋なので、まずはその性格を直すことからかな。
【高橋】 揚げ物を揚げられるようになることです(笑)。
【一同】 (笑)
【高橋】 料理は好きなのですが、揚げ物はまだ作ったことがないので、ぜひ挑戦したいです。
【浪川】 魔法を使いたいですね。それも世のため人のためになるような魔法を(笑)。 この作品を見ていると、本当にそれが出来るような気持ちになれるんです。 みんなの心に魔法をかけたような作品にしたいなと思っています。
【一同】 さすが!(笑)
──オンエアへ向けて、ファンの方へのメッセージをお願いします。
【花澤】 作品全体のトーンっというか、雰囲気をとても大事にしている作品です。 みなさんにもこの作品の優しい世界を感じてもらえたら嬉しいです。
【前野】 近年、稀に見るナチュラルさを重視した素晴らしい作品だと思います。 構えずに軽いノリでもいいので見ていただけると、きっと楽しめる思います。 世知辛い世の中ですが、人間の優しさを思い出してもらいたいという想いを込めた一作。 人と人のふれあいを感じていただけたらと思います。
【井上】 こういう作品に関わることができて嬉しく思います。 なかなか経験できないお芝居をさせていただいています。 キャラクターたちとともに自分も成長できればいいな、と思います。 いろいろな人の心に染み渡るあたたかい作品になると思います。どうかご期待下さい。
【高橋】 私は季節の中では夏がいちばん好きなんです。 サブタイトルの「夏のソラ」は、夏の情景が浮かんでくるようなイメージがあって、 とってもいいなと思っています。 実際に作品の中ではいろいろな夏の表情が見られると思います。 そうした雰囲気を私もとても気に入っています。 たくさんの方に見ていただけたら嬉しいです。
【浪川】 人間、大人になると大切な何かをどこかに置き忘れてしまっているものです。 そのかけらの1つを思い直していただけるような作品になれば、と思います。 あたたかい雰囲気に包まれて、優しい気持ちになっていただけたら嬉しいですよね。 いよいよ放送も開始されますが、きっと今年の夏の素敵な時間になると思います。 ぜひ楽しんで見てください。
──みなさん、ありがとうございました!
→次ページは「Mission-E」を紹介!
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