先日、札幌ドームで行なわれた洞爺湖サミット関連イベント「環境総合展2008」。 そのイベントのひとつとして、今月20日にエコファッションショー「Fashion for the Earth in SAPPORO」が開催された。その目玉がポリ乳酸繊維を使ったファッションだ。
ポリ乳酸繊維というのは、デンプンなどを発酵させて絞った乳液に、触媒や熱を加えて作った生分解性プラスチックの一種。処理すれば水と二酸化炭素に分解されることから、エコロジーの世界で注目されていたのだ。今回のファッションショーで使われた繊維は、トウモロコシや大豆から作られたもの。
このファッションショー実行委員会委員長のデザイナー・岡 正子氏がポリ乳酸繊維による衣裳制作に取り組んでおり、ショーでは30点ほどの衣裳を披露した。
「自然をまとう」をコンセプトに開催されたこのファッションショー。自然と最新テクノロジーとファッションセンスが三位一体となった、画期的なイベントであった。