BDダビング機能が優れているのはどっち?
BDダビング機能が優れているのはどっち? | ||
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ビギナー | マニア | |
パナソニック BW700 | ◎ | ○ |
ソニー L70 | ○ | ○ |
お気に入りの番組を見つけたら、次のステップはBDメディアへのダビングだ。録画した番組をそのままの画質で書き込む高速ダビングで、ドライブの書き込み速度が直接反映される。
スペック上はどちらも4倍速のBD-Rメディアに対応と横並びだ。同じ地上デジタル放送の番組(約12.7GB)を1層25GBで4倍速のBD-Rに書き込んで検証してみた。なお、AVCに変換しながらのダビングは常に等倍速となるため、高速ダビングはできない。そのため録画時点からAVCの録画モードを使った方が効率的だ。
BW700はダビング実行時のフォーマット込みで13分22秒
パナソニックのBW700のBDドライブは、1層25GB/2層50GBのBDメディア対応で書き込み速度はBD-Rが最大4倍、BD-REが最大2倍となる。もちろん各種DVDメディアにも対応する。ダビングの操作は「かんたんダビング」を使うのが基本だ。
BW700のダビングにかかった時間は13分22秒。ダビングした元の地上デジタル放送の番組は約114分だったので、実時間に対して約8倍速でダビングできたことになる(※1)。ちなみに、書き込み時間のうち26秒がディスクフォーマットの時間だった。
操作性の点では「おまかせダビング」は音声ガイドもついているため、初心者でも非常に分かりやすい。「詳細ダビング」を使えばダビング実行中に再生できることもあり、ダビング機能はかなり強力だ。
また、BW700はDRモードで録画した番組をHDD上でAVC録画に変換する機能も備えている。この機能は電源オフの間に自動で実行できるため、先に変換しておき、高速ダビングにするのも一つ手だ。
※1 BD規格は36Mbpsの書き込みが可能。地上デジタル放送は等倍で17Mbpsのビットレートであるため、例えば1倍速BDドライブでも地上デジタル放送を保存する場合は、実時間に対して約2倍速で書き込めることになる。
L70はダビングの書き込み速度12分12秒
ソニーのL70の搭載しているBDドライブは、1層25GB/2層50GBのBDメディア対応で書き込み速度はBD-R(最大4倍)、BD-RE(最大2倍)と基本的にはパナソニックのドライブと同等。実際の書き込みで差が出るかどうか、使い勝手はどうかの2点を比較してみよう。
L70のダビングにかかった時間は12分12秒。ただし、画面の説明で触れている通り、ディスクをセットした時点で自動的にフォーマットが行なわれるので、そのための約1分間がプラスされる。実質的には約13分となるため、ドライブの書き込み速度はほとんど変わらないようだ。AVCダビングはシンプルに自動調整もできる一方で、タイトル個別にモード指定できる部分が妙にマニアックな作りだ。
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