夏本番を前に水冷関連の新製品が増えてきた。今度はクーラーマスターから、5インチベイ搭載型の水冷ユニット「Aquagate Max」(型番:PL-HUB-KBU1-GP)が発売となった。
この製品は、400リットル/h仕様のポンプと340mlの冷却水タンクが一体となった5インチベイ×2搭載型のユニットと120mmファン2個搭載の大型ラジエーター、CPUウォーターブロック(LGA 775/Socket 754/939/940に対応)、温度センサーユニット×2で構成される水冷ユニット。
また、NVIDIAが提唱する電源や冷却システムを管理する規格「ESA」へ対応するというのも大きな特徴で、対応マザーボードや電源と組み合わせて使用することで、温度やファン回転数などを一括管理することが可能となる。もちろん「ESA」対応の水冷ユニットとして販売されるのは、今回がはじめてのことだ。
惜しむらくは、基本的に同社のPCケース「COSMOS」「COSMOS S」への取り付け(特にラジエーター部)が前提となっているところ。「ESA」初対応の本格派水冷ユニットだけに、もう少し他のPCケースも意識した汎用性を持たせて欲しかったのが正直なところだ。とはいえ、逆に「COSMOS」「COSMOS S」ユーザーにとっては特に注目度の高い製品となるだろう。価格はTSUKUMO eX.とT-ZONE.PC DIY SHOPで3万5800円となっている。
