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最新版Microsoft Officeの新機能と互換性を徹底チェック

Office 2008超基本ガイド(中編)

2008年06月16日 18時00分更新

文● 小口博朗、倉田吉昭、津田福吉、MacPeople編集部

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5. Entourageの新機能

Entourageの注目の新機能は、同ソフトと連動するコンパクトなアプリケーション「My Day」の追加だ。登録した予定やTo Do項目を素早く確認できる。また、Spotlightに対応したことで、メニューバーやFinderの検索からEntourageの受信メールやアドレスデータなどを探せるようになったのも便利だ。



インターフェース

(1) ナビゲーションボタン ウィンドウ内に表示する内容を、「メール」「アドレス帳」「メモ」「仕事」「プロジェクト」のいずれかに切り替えるためのボタン
(2) ツールバー 新規メールの作成など、頻繁に利用する作業を実行するためのボタンが登録されている。ウィンドウ内に表示している画面によって内容が変化
(3) お気に入りバー:受信トレイ クリックするとメール画面の受信トレイの内容を表示できるボタン。()の中に未読メールの件数も表示される
(4) お気に入りバー:予定表 クリックすると「予定表」画面を表示するボタン。お気に入りバーに標準で用意されている。ドラッグして位置を変更することも可能
(5) お気に入りバー:To Doリスト クリックすると「仕事」画面を表示するボタン。右のウィンドウ全体にTo Doリストが表示される。To Doの状態や期限別に表示可能だ
(6) お気に入りバー:自分宛に送信されたメッセージ お気に入りバーには、任意のフォルダーや保存した検索条件も登録しておける。標準では「自分宛に送信されたメッセージ」が登録されている
(7) ビュー一覧 メールボックスや、自分で作成した管理用のグループなどを一覧表示。下側半分には検索条件を保存しておける
(8) アイテム一覧 ビュー一覧から選択したメールボックスに含まれるアイテムを一覧表示する。メールの場合には、差出人や件名、受信日時なども確認できる
(9) ミニカレンダー 日付をクリックすると「予定表」画面に切り替わり、該当する日の予定を表示。下にある「▼」アイコンをクリックして表示/非表示を切り替える
(10) プレビュー欄 アイテム一覧で選択したメールの本文や、アドレス帳の内容などを確認できる。送受信の履歴や送信者の情報なども表示される

My Dayでサクッと予定を確認

Office 2008

My DayではTo Doリストの一覧が可能だが、囲みの「新しい仕事」ボタンを押すと画面下にドロワーが現れ、新しいTo Do項目を入力できる。内容を入力したら「return」キーを押して確定すれば、入力したデータがEntourage側に反映される

Office 2008

My Dayの最上部には日めくりカレンダーが表示されるほか、曜日と時刻の確認も可能。予定が入っている場合には、文字とタイムライン上のグラフで通知される。その下には実際の予定がリストアップされ、ダブルクリックするとEntourageで開く

Office 2008

My Dayの画面右下にある「環境設定」ボタンを押すと、設定用のウィンドウが現れる。「ログイン時に自動的に起動する」や「常に手前に表示する」、My Deyを呼び出すショートカットキーの変更などができる

My Dayの環境設定では、My DayをメニューバーとDockに表示するかを切り替えられる。メニューバーに追加した場合には任意の日付への移動やプリント、環境設定画面の呼び出しなどが可能。Dockを指定した場合は、ログイン時の自動起動設定を変えられる


Spotlightとの連動

Office 2008

Entourageの環境設定を開くと、「全般の環境設定」の中に「Spotlight」という設定項目が追加されている。ここで、Spotlightの検索結果にEntourage内のメールや添付ファイルを含めるかを設定できる。Spotlightのデータベースの再構築も可能だ

Spotlightを利用する設定が有効になっていれば、メニューバーやFinderの検索フィールドでの検索結果にEntourageに含まれるメールやアドレス情報、予定などが表示される


(次ページに続く)

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