「未対応メールの警告表示」で対応漏れを防止
このCAMSの新版、「バージョン2.5」が6月11日に発売された。一見、派手な印象を与えるような新機能こそないものの、15カ所にわたってきめ細かな改善が施されており、ユーザーにとってうれしい“使い勝手”の向上が図られている。
中でも便利だと思われるのが、「未対応メールの警告表示」機能だ。メールの受信から一定の日数が経過したメールのうち、対応が済んでいないメールにアラートを出す機能で、対応を促すメールを管理者に自動送信することもできる。メールの“見落とし”や“返信忘れ”といった些細なミスは思わぬ重大なクレームにつながるケースも少なくない。この機能があればしっかり防げそうだ。
ほかにも、問い合わせに定型文で自動返信する機能や、以前の対応履歴をもとにメール受信時に担当者を自動的に割り振る機能、顧客情報に“グループ”の属性を持たせて絞り込む機能なども搭載された。
CAMSのライセンス価格は、15万7500円/5ユーザーから。対応サーバはWindows Server 2003(SP1以上)で、データベースは別途用意する必要がある。クライアント側はWebブラウザを利用し、Internet Explorer 6以上、Firefox 2以上、OPERA 9以上に対応する。