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メジャーなビジネスのマイナーな事情

アキバ発アイドル撮影会を追え!(前編)

2008年06月16日 04時00分更新

文● 鈴木隆祐

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売り出し中タレントと超接近 ハマりそうな魅力あり


撮影会の合間に取材に応じてくれた平松真実ちゃん

撮影会の合間に取材に応じてくれた平松真実ちゃん。高校の担任の先生には仕事のことを話しているそうだ

 ところで、あらかじめ同社サイトで確認していたより、真実ちゃんの実物は俄然キュート。スラリと脚も長く、笑顔がとてもチャーミングだ。いわゆるお菓子系アイドルの一人として、知る人ぞ知る存在らしい。「昭和顔」が懐かしいと、夕刊フジでも紹介されていた。今から20年も昔、グラビア誌の編集者をしていた筆者は、その記事には大いにうなずけた。かつては真実ちゃんみたいなウブな感じのコばかりだった。そして、こんなコにかぶりつきで写真が撮れるのはプロの特権だったのに、つくづくいい時代になったよなぁ……

 ところで、真実ちゃんの所属は主催のウェブカムではなく、他の事務所。同プロのタレントだけではモデルを賄えないほど、撮影会ニーズも高まっている。

 Aスタ撮影会のシステムだが、タイムスケジュールは大体以下の通りだ。

1部/11:00-12:15
2部/12:45-14:00

ここまでが屋外で、芝公園か台場の潮風公園。雨天の場合はスタジオに変更。

屋外の撮影会でたくさんの参加者が自分の順番を待っているところ

屋外の撮影会でたくさんの参加者が自分の順番を待っているところ

3部/15:30-16:45
4部/17:15-18:30

 3部、4部はスタジオという全4部構成で、スタジオのみサイン会もつく。ここでは人気のアイドルだとスタジオでの撮影を5部として追加するようだ。

一方、こちらはスタジオ内で1対1で撮影中

一方、こちらはスタジオ内で1対1で撮影中

 これはどの撮影会も大体同じ。もちろん、すべてが屋外かスタジオどちらになる、あるいは平日夜間など、イレギュラーなケースもある。水着撮影は原則屋外はなし。が、写真が撮りやすいのは屋外で、スタジオでは変化をつけづらく、ホワイトバランスの調整も難しい。移動や待機中のモデルと話す機会はけっこうあり、意外に屋外を好む派も多いらしい。

「アキバアイドルスタジオ」のWebページ

「アキバアイドルスタジオ」のWebページ。撮影会の告知を行なっている

 いずれにせよ、各部会員価格で6000円は一律だ(入会金は2000円。非会員は+1000円、タレントによるUPもある。詳しくはコチラ参照)。Aスタで仮に1日につき定員40名きっちり募れたとすると、24万円の上がりとなる。価格は撮影内容によっても細かく変わり、ほとんどパーソン・トゥー・パーソン(つまり1回につき1時間1人のみ)というシステムを採っている「Natural Style」のような撮影会もある。これなどは、素人同然の被写体の羞恥心にも配慮した、双方にとって魅力的なやり方かもしれない。ちなみにアダルト系だと撮影料1万円~のようだ。

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