アスキー総研の調査結果を基に「iPhoneを即買いするのは一部のオタクだけ?」(関連記事)といった報道がなされているが、実際日本のユーザーは今回の「ソフトバンクからiPhone発売」のニュースをどのように受け止めたのだろうか? 日本ではやっぱり一部のガジェット好きを除き、iPhoneにたいして興味が無いのか?
というわけで、ユーザーの反応を探るため、ASCII.jpでは都内5カ所のケータイショップに突撃インタビューを試みた。今回、訪問したのは複数のキャリアを取り扱う併売店と呼ばれるケータイショップ。特定のキャリアに特化したキャリアショップは対象としていない。
まず、会社から程近いケータイショップに回ってみた。 「こんにちは、iPhone発売のニュースについていかがですか?」「特に感想は無いよ。忙しいから帰って」とあっさり追い払われ、撃沈。どうやら、この店では盛り上がっていないようだ。
気を取り直して、池袋に向かった。「こんにちは、iPhoneが日本でも発売されますね」。「えっ、あぁiPhoneね(なぜか遠い目)」と多少、怪訝な顔をしながら池袋東口の携帯ショップのマネージャが聞かせてくれたのは「いまの段階では詳しい情報が何も無いし、問い合わせもほとんどないよ。ユーザーが盛り上がっている印象? まったくない。まあ、問い合わせはソフトバンクショップにしてるのかもしれないけどね」といった内容。
同じように池袋駅近くの別の店で店長に話を聞いても、渋い返事が返ってきた。
「そもそも発売時期や価格など詳しいことがまったく決まってないこともあって、ユーザーはほとんど興味を持っていないと思います。ソフトバンクはぎりぎりまで詳しい情報を隠すでしょうしね。そういう会社ですから……。結局、発売直前のある程度情報が出てくる段階にならないと難しいのでは」(池袋ケータイショップ店長)。
うーん、そうか。そんなものかなぁと思いながら、ぶらぶら歩いていてふと気がついた。以前あったはずのケータイショップのいくつかが、なぜか跡形もなく消えて無くなっている。そんな疑問に、渋谷駅近くのケータイショップの店長が答えてくれた。
「携帯端末の料金改定の関係で、ここ2カ月くらいでショップがバタバタ潰れてますね。ケータイはどこで買っても価格差が無くなってきているので、量販店やキャリアショップにお客さんが流れてます」(渋谷ケータイショップ店長)。
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