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未来型の野菜は近所のスーパーにあった!

外はプチプチ、中はトロ~リ! 近未来野菜「アイスプラント」を食らう!

2008年06月10日 13時00分更新

文● 丸子 かおり

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塩害対策植物のはずが野菜へ

 先に書いたようにアイスプラントは南アフリカ原産。土壌の塩分を吸い取る能力があるため、佐賀大学農学部が有明海沿岸の塩害対策に役立てようと植えていたのがきっかけだった。しかし、どんな環境でも生育でき、生食すると塩味がする、というユニークさから栽培研究がすすめられ、農家の勉強会で出品されたときも「おもしろい」と好評だったという。

アイスプラント

ビニールハウス内で水耕栽培で育てられているアイスプラント。塩水で栽培されている。(提供:JAさが富士町支部)

 特にJAさがの富士町支部管内では、コマツナの水耕栽培をしている農家が多く、コマツナ以外の水耕栽培可能な品目が求められていた。そこにアイスプラントが登場したのだ。塩害対策だけでなく、商品野菜としても役立つ不思議な植物がアイスプラント。害虫に強く無農薬栽培も簡単らしい。

 このような意外なきっかけで新野菜がデビューしたわけだ。そんなニューフェイス野菜、生でサラダにして食べてもよし、火を通してもよしとのこと。

 そんなわけで、アイスプラントを使った料理にいろいろ挑戦してみた。

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