是を是とし非を非とす見本になる!
── そういったスタンスで、ウィキペディアの問題を論じている最中、2007年11月に突然「13Hz!」が閉鎖しました。
わくたま はい。当時はウィキペディア日本語版が内部で大もめになっている時期で、私も色々と採り上げていました。その調査の過程で、ある媒体の記事を引用したところ、その内容についてウィキペディア日本語版の関係者の方からお叱りを頂いたんです。引用元の責任はどうであれ、私の行動が被害の拡大を推し進めたことに変わりはないので、けじめを付けようと思いました。「結果責任を取れ」というのは、13Hz!の記事でも何度も述べてきたことので。
まあ、それがきっかけといいますが、当時は3つのブログを運営していたんですが、13Hz!と京都府警のブログを閉じて、「ジャンクな人とモノ」に一本化したんですよ。
── では、「ジャンクな人とモノ」がスタンスや運営方法は13Hz!を引き継いでいるわけですね。
わくたま 基本的にはそうなんですが、多少コンセプトを変えています。13Hz!の終盤は、記事がネガティブな内容に偏っていたと感じていたんですよ。一本化を機会に、本来目指していた方向に修正しました。
── 具体的にはどんな?
わくたま ネットって批判ばかり多いじゃないですか。特に昔は権力との対立を軸にネットが大きくなっていったので、どうしても批判の勢力ばかりが目立っていたんです。それに対して、「いいことはいいことと認めよう」というのが、「ジャンクな人とモノ」のコンセプトになっているんです。
例えば、何か不祥事があったとして、それは駄目なことですが、対処が素早くて適切だったら、それは素晴らしいことです。なら、誰かが素晴らしいと言わないといけない。誰かが「素晴らしい」と発言すれば、それがお手本になって広まっていく。横柄に言うと、「皆も真似してくれ」というのが本当のメッセージですね。
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