Case2――ブラウザーでRSSリーダーを使うなら見た目にこだわれ!
全く使ったことがないという人がいる一方で、それがなければウェブを巡回できないほど依存している人もいるのがRSSリーダー機能だ。
どのブラウザーもRSSリーダーを搭載しているが、RSSをブックマークの一種と捉えているかどうかで、使い心地に若干の差があるようだ。
Firefoxでは、RSSフィードを「ライブブックマーク」と呼んでおり、ブックマークとは特に区別していない。そのため、ブックマークの中にRSSが登録される形となっている。標準のRSSでは設定できる項目が少ないので、カスタマイズしたい人は「Sage」(入手先:https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/7263)などのアドオンを試してみると良いだろう。なお、記事の検索は「ブックマークの管理」からできる。
IEとSafariは共に全画面表示型のRSSリーダーで、記事のソートや検索ができるなど機能も似ている。RSSはブックマークと別に登録されるが、リンクバーに表示できるなど、ブックマーク的に扱うことも可能だ。
Safariでは表示される記事の長さを変えられるなど、IEより若干機能が充実している。
OperaとSleipnirでは、RSSは完全にブックマークと別の扱いだ。OperaではRSSは「ニュースフィード」と呼ばれ、全画面表示される形式だ。2ペインという少し変わった形式だが、検索やラベル機能に対応している。
Sleipnirでは、サイドバーに表示されるRSSリーダーへ登録する。3ペインのRSSリーダーで、記事の更新頻度や表示される文の長さなどを細かく設定することができる。RSSフィードの検索はできないが、「クリッピングフォルダ」という、キーワードで記事を抽出する機能が付いている。
筆者にとっては、RSSを全画面表示して使うのはウェブアプリ版のRSSリーダーとそれほど変わらないと思うので、サイドバーに表示される形式の方が好みだ。だが、記事を素早く検索したいならば、全画面表示ほうが検索結果が見やすいだろう。
FirefoxとOperaでは、RSSについてあまり細かく設定できなかったので、もっといじりたい人には他のブラウザーをオススメしたい。筆者の意見では、最もカスタマイズできるのは、SlaipnirのRSSリーダーだと思う。
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