このページの本文へ

2008年06月09日更新

楽天三木谷社長も伝授! 業績不振の解決策~後編~

文●稲垣章(大空出版)

楽天時代、三木谷社長からも言われていたこと

 武藤さんはこれまでに、Webサービスの業績を上げるポイントとして、“基本をしっかりやる”大切さを強調する。

 武藤さんは楽天時代に三木谷社長から「事業はあたりまえのことをやれば、ある程度の成功は必ずできるものだ」と教えられたという。

 しかし、得てしてあたりまえのことほど、難しいということもあるだろう。 トラベルズー

ローラ・チャン

「座学の勉強はよく軽んじられますが、実は本での勉強が大切だと私は考えています。問題が起きた時にそれを解決するための道具を知っているといないでは、原因へたどりつくまでの効率が全然違うはずです。例えば、ユーザーの転換率を改善したい、と思ったときにアイドマ(AIDMA)を知っていれば、『興味を持たせるため』の仕掛けが弱いのではないか、など考えを整理することができるかもしれませんよね」

 また、読んだ本を身にするためには、できるだけ自分の会社や業務状況に当てはめて、シミュレートすることが大切だと加えた。 考え方が変わったターニングポイント

 最後に、34歳という若さにして代表を務めている武藤さんは、キャリアをどのように考えているのでしょうか。

「小さいころから自分で会社をやりたい、社長になりたいと思っていました。でも大卒でコンサルティング会社に入った経験と、自分で会社を興し、そして売却した経験で、その考えは少し変わりましたね。日本で会社を興すということは考えていたより責任が重いな、と気づいたのです

 今は、自分で会社を興すのであれば絶対に最後までやり抜いて成功させる、天命だ、と心の底から思える事業でしかやってはいけないと考えいるそう。

「天命だと思える事業に出会わなかったときのために、もう1つ『プロの経営者』というキャリア像を描きました。どんな分野のどんな規模の会社ででも付加価値を創出することができる経営者になりたいと思っています」

 「プロの経営者」になるために、武藤さんには心がけていることがあるそうだ。

常に期待値以上の付加価値を生み続けることができること、それがプロフェッショナルだと思います。そのためには、自分の価値(能力)を知り、やるべき仕事に必要な力量との差を埋める努力をし続けていくことが大切ですね。そうしていくことで、さらにチャレンジングな仕事が生まれていきます。このサイクルを常に回していけば、自らの価値を高めていけると思っています」

前のページへ戻る 1 2 3
キャリア連載バックナンバー
キャリア・ピックアップ

記事一覧へ >>

採用を勝ち取る転職必勝マニュアルバナー

おすすめ連載

組み込み系エンジニア特集

今さら聞けないIT英語

エンジニアライフ

資格試験対策

プロマネ・スキル

ビジネススキル

独立起業事例集

キャリア・コーナー紹介