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次世代ブラウザー 第2回

機能で選ぶ次世代ブラウザー(前編)

2008年06月08日 12時00分更新

文● 細谷滝音

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Opera 9.50


Opera 9.50

Opera 9.50

 「マウスジェスチャー」や「タブブラウジング」などの機能をいち早く搭載して、ウェブブラウザーの新しい方向性を切り開いたのがOperaだ。

 Bittorrentクライアント機能や、ウィジェット機能など、他のブラウザーにない斬新な機能を搭載している。

 最新版では、異なるマシンにインストールされたOpera同士でブックマークなどを同期する「Operaリンク」や、アドレスバーから全文履歴検索ができる機能を搭載する。

 また、UIがシックな雰囲気に一新されており、タブバー横のゴミ箱アイコンから最近閉じたページが参照できるなど、より使いやすさを追求している。

オススメの機能――Operaリンク

 会社と家、あるいは自宅のMacとWindowsといったように、異なるマシンの間でブックマークなどのデータを同期できるのがOperaリンクという新機能だ。複数マシンを使うユーザーには嬉しい機能ではないだろうか。

同期するデータはOperaのユーザーサイトからも確認できる

同期するデータはOperaのユーザーサイトからも確認できる



Safari 3.1.1


Safari 3.1.1

Safari 3.1.1

 昨年登場した、Mac標準ブラウザーのWindows版。テキストのレンダリングに独自エンジンを使っているため、WindowsでもMacのような鮮明な文字表示が実現されている。

 履歴をブラウザーに残さないプライベートブラウズ機能のほか、テキストフィールドの大きさを変えられる機能、任意のページに素早く戻れる「SnapBack」機能などを搭載している。

 他のブラウザーに比べると機能はやや少なめだが、動作が軽快でアップルらしいシンプルなブラウザーとなっている。

オススメの機能――インライン検索

 表示されているウェブページの中から指定した文字列を探し出すインライン検索機能はどのブラウザーも持っている機能だが、Safariの場合は検索語以外がグレーアウトされるので、とても見やすい。

検索語がハイライト表示されるので、小さい文字でも見つけやすい



Sleipnir 2.7.2


Sleipnir 2.7.2

Sleipnir 2.7.2

 IEコンポーネントを利用したブラウザーの中で、高い人気を誇っているのがSleipnirだ。

 「上級者向け」と銘打たれているだけあって、多彩な機能と高いカスタマイズ性がウリだが、使いこなすのに時間がかかるかも知れない。

 主な機能は、レンダリングエンジンを「Gecko」へ変更する機能、ユーザースクリプトの実行、画像を含む「フルページズーム」機能、マウスジェスチャーなど。なお、プラグインとして、YouTubeやはてなブックマーク専用ツールなども提供されている。

記事公開当初、Sleipnirのバージョンに誤りがありました。お詫びして訂正いたします(2008年6月12日)

オススメの機能――YouTubeプラグイン

 最近のSleipnirの新機能は、プラグインの形でリリースされることが多いようだ。中でもYouTubeプラグインは、気に入った動画をクリップしたりダウンロードすることが手軽にできて便利だ。

エクスプローラバー内に表示されたYouTubeプラグイン

エクスプローラバー内に表示されたYouTubeプラグイン



 このように多様な機能を持つ最新ブラウザーだが、次回はユーザーの目線に立ち、「ユーザーデータの検索」「RSSリーダー」「ダウンロード支援機能」「セキュリティ」という4つの機能に絞って各ブラウザーの機能を検証していく。

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