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特集 イイ!(・∀・)テレビ 第5回

特集 イイ!(・∀・)テレビ

PCとテレビをつなぐ~その魅力と活用テク

2008年06月06日 16時00分更新

文● 橋本 優/トレンド編集部

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テレビでパソコンの画面を見る正しい姿勢。優雅な気持ちになるがエクセルへの数値入力など細かい作業には向いていない

テレビでパソコンの画面を見る正しい姿勢。優雅な気持ちになるがエクセルへの数値入力など細かい作業には向いていない

テレビでパソコンの注意点は?

 では、テレビをパソコンのディスプレーと同じように使えるかというと、やはりそうはいかない。

 テレビとパソコン用ディスプレーの大きな違いは、画面サイズと映像の緻密さ。例えば液晶テレビのフルHD(1920×1080ドット)対応は32インチ以上だが、パソコン用では24.1インチのディスプレーでも、1920×1200ドットといった解像度の画面を表示できるものがある。

 パソコン用ディスプレーの方が画面が小さく情報が緻密な分、近い場所で見ることを前提としている。液晶ディスプレーの場合、だいたい50~90cmぐらいから見るのが適切な距離だ。

 「テレビは3m以上離れて見なさい!」と5歳児の筆者は注意された。その鉄の掟は30代半ばを過ぎようが、テレビが薄くなろうが、表示されるのがWindowsの画面だろうが変わらない。画面が大きい分、全体を見渡せるだけの距離は必要だ。

 また、デフォルトの画質設定が異なる。テレビ放送で流されるのは動画だが、パソコンの画面は基本的に静止映像だ。長時間特定の場所を見つめることが多いパソコンの画面は、やや暗めの設定にしたい。対してテレビは輝度やコントラストを上げたほうが見栄えがいいため、デフォルト設定はどちらも高めだ。

 つまり、テレビにパソコンの画面を表示する場合、適切な距離をおき、画質も調整したいところ。距離をおくためには、キーボードやマウスをワイヤレスのものにしたい。ポインティングデバイスを搭載したキーボードなら、別途マウスを机上で使う必要もなく、膝の上に乗せたキーボードだけで操作が完結するので便利だ。

ロジクールの「diNovo Mini」は、手のひらサイズのワイヤレスキーボード。タッチパッドを搭載しておりマウスの操作も可能だ

ロジクールの「diNovo Mini」(1万8800円)は、幅152mmと手のひらサイズのワイヤレスキーボード。タッチパッドを搭載しておりマウスの操作も可能だ。これぐらい小さいとテーブルの上などにおいても邪魔にならない

 テレビ側の画質設定は、直接画面を確認しながら見やすいように設定すればいいが、輝度とコントラストを下げるとかなり見やすい感じになる。小さい文字が見難い場合は、Windowsの「拡大鏡」機能を利用すれば読みやすくなる。

BRAVIAの画質設定。入力系統ごとに個別で設定できる

BRAVIAの画質設定。入力系統ごとに個別で設定できる

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