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デジタルビデオカメラ

レビュー:HDR-TG1

2008年06月11日 18時00分更新

文● 斎賀和彦

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AVCHDの取り込みは音声の設定に注意


 Macへのムービーの取り込みは、付属のドック「ハンディカムステーション」もしくは専用のUSB ケーブルを使って接続するか、TG1のメモリースティックを取り出して、カードリーダー経由で取り込むかの3パターン。インテルマックであればアップル製の編集ソフトがすべてAVCHD編集に対応しているので、TG1からの取り込みに問題はない。

HDR-TG1

AVCHDに対応したiMovie '08なら、カメラを接続しただけで認識する。取り込み時間は機種によるが、Mac Proの場合で実時間をやや下回るくらいだ

 しかし、TG1に限らないが、5.1chサラウンド収録した音声を取り込むとフロント以外の音声がA2にまとめられ、左右の音のバランスが悪くなるので、2チャンネル収録に切り替えておく必要がある。

HDR-TG1

現状では5.1chサラウンドはスピーカーシステムとテレビに直接つないで見るときに使うモードだ。Macで編集するなら2chステレオに設定しておこう

 また、対応コーデックを増やし、MP4形式をiTunesで管理できるようにするためのQuickTimeコンポーネント「avc1Decoder」を利用しているユーザーも多いが、ムービーを正常に取り込めないので削除しておこう。

HDR-TG1

QuickTimeコンポーネント「avc1Decoder」が入っていると、TG1から取り込んだ映像が崩れる。現状では両立できないのが残念


【Conclusion】
○  オートでの撮影は基本画質が高い。携帯性のよさ、起動の速さと相まって、手軽にスナップムービーを撮るなら最強のハイビジョンAVCHDカメラだ。

×  旅行や屋内にはワイド側が物足りず、ワイコンも用意されていない。マニュアル撮影も可能だが、操作性がいいとは言えないのでオートがメインになる。

(MacPeople 2008年7月号より転載)


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