ついにATは8速の世界へ!
最後に、IS-Fのミッションですが、レクサスLSにも採用されているトルクコンバーター式の8速ATがベースで、IS-F専用にチューニングされています。「8-Speed SPDS」と名づけられたミッションは、423psといわれるエンジン出力に対応。前述の2台とは異なり、唯一クラッチを使用せず、トルコン(トルクコンバーター)式を採用しているのが特徴です。
1速以外のギアはすべてロックアップ(直結)されているので、パワー伝達のロスもなく、効率的なミッションといえます。マニュアルモードは、パドルシフト、またはシフトレバーを使用し、ドライバーの意のままの回転数でアップ・ダウンができます。ダウン時には自動的にブリッピング(空ぶかし)を行ない、適切なエンジン回転数に制御してくれます。シフトチェンジのスピードもほぼツインクラッチミッションと変わりません。