金銭的な条件をクリアできればドコモ
神尾寿氏(通信ジャーナリスト)
Appleは"市場規模の大きさ"と"グローバル性"を重視する会社だ。そう考えると、3G版iPhoneとして採用国・利用者数の多い「W-CDMA」方式を採用するのは自然なこと。またW-CDMAは関連部品の製造メーカーが多く、コスト削減も期待できる。対応周波数も国際的にポピュラーな2GHzとなるだろう。
となると、日本でのキャリアはNTTドコモかソフトバンクモバイルに限られる。このうち最も可能性が高いのは、シェアが大きい最大手のドコモだ。ドコモもiPhoneの獲得には前向きな姿勢を見せており、金銭的な条件を別にすれば"相思相愛"になる可能性が高い。
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お詫びと訂正:
掲載当初、「金銭的な条件」が、「金銭的な上限」となっておりました。
読者の皆様、神尾寿様をはじめ、関係者各位にお詫び申し上げます。